平成21年度 秋期 午前 問6
基礎理論
並列処理に関する問題
流れ図で表される処理を複数回実行した場合,途中に出現し得る実行順序はどれか。ここで,二重線は並列処理の同期を表す。
〔流れ図の逐語〕
- 上下に二重線(並列処理の同期を表す横棒)が 1 本ずつ引かれ,その間に 2 本の流れが並んでいる。
- 左の流れ … 箱「A」→ 箱「B」
- 右の流れ … 箱「X」→ 箱「Y」
- 下の二重線の先から左右の外側を回って上の二重線へ戻る線があり,全体が繰返しになっている
(上の二重線には左右の外側から矢印が入っている)。
- アB→A→B→A
- イB→X→A→Y
- ウX→B→A→Y
- エY→X→B→A
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✓ これが正解イB→X→A→Y
解説
同じ回では A が B より先、X が Y より先に来ます。
二重線は並列処理の同期を表す印です。上の二重線から下の二重線までがひとまとまりの一回分で、その中を左右の二本の流れが並んで走ります。左の流れは A のあとに B、右の流れは X のあとに Y という順序が決まっていますが、左右のあいだには順序の取り決めがありません。つまり左右は互いにどう食い違ってもかまいません。もう一つの決まりが下の二重線です。同じ回の四つがすべて済むまで下の二重線を越えられないので、次の回の箱は前の回の四つより後にしか現れません。この二つの決まりだけで、途切れずに続いて現れうる並びが決まります。前の回の残りが B ひとつになっていれば、そこから次の回へ移り、右の流れを先に一歩進め、続いて左の流れを一歩進め、さらに右の流れの後ろ側へ進む、という順に並べることができます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アB→A→B→A:左の流れの二つの箱だけが交互に二度ずつ現れる並びです。同じ回の右の流れの二つが、この途中に必ず割り込んでくるため、左の流れだけがこのように続けて並ぶことはありません。
- ウX→B→A→Y:右の流れの前側から始まり、左の流れの二つを挟んで、最後に右の流れの後ろ側が来る並びです。同じ回の右の後ろ側がどこかに必ず入り込むので、この四つが途切れずに並ぶことはありません。
- エY→X→B→A:右の流れの後ろ側から始まる並びです。そこで一回分が閉じるため次の箱は必ず次の回のものになり、その回では左の流れの前側が先に来るので、左の二つがこの向きで続くことはありません。
出典:平成21年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問6
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