平成21年度 秋期 午前 問55
サービスマネジメント
データ管理者に関する問題
データ管理者(DA)とデータベース管理者(DBA)を別々に任命した場合の DA の役割として,適切なものはどれか。
- ア業務データ量の増加傾向を把握し,ディスク装置の増設などを計画して実施する。
- イシステム開発の設計工程では,主に論理データベース設計を行い,データ項目を管理し標準化する。
- ウシステム開発のテスト工程では,主にパフォーマンスチューニングを担当する。
- エシステム障害が発生した場合には,データの復旧や整合性のチェックなどを行う。
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✓ これが正解イシステム開発の設計工程では,主に論理データベース設計を行い,データ項目を管理し標準化する。
解説
データそのものの意味と並びを、上流で整える役です。
組織の情報を扱う役を、データの側の役と、データベースの側の役に分けて置くとき、扱う対象が違ってきます。前者のデータ管理者は、扱うデータそのものの意味づけを揃え、項目の名前や定義、単位を、組織全体で使える形に標準化していきます。設計の局面では、業務の意味の層を映した、種類と関係の骨組みを描く仕事を担います。後者の役は、実際に動く仕組みの上で、性能や信頼性を保ち、障害からの復旧や、容量の設計、変更の運用を担います。両者は上流と実装の側で、扱う層が異なります。四つの記述を、上流でデータの意味を整える働きか、実装の側で仕組みを動かす働きか、で分けて選び取ります。要点は、扱う層が、意味の層か、動かす層か、の区別にあります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア業務データ量の増加傾向を把握し,ディスク…:業務のデータ量の増える傾向を見て、ディスクの増設を計画して実施する、と述べています。物理的な容量や資源を扱う仕事で、意味の層でデータの標準化を担う役の話ではありません。
- ウシステム開発のテスト工程では,主にパフォ…:テスト工程で、性能の調整を主に担当する、と述べています。実際に動く仕組みの上で応答や資源を測って詰める仕事で、上流でデータの意味を整える役の担う仕事とは違います。
- エシステム障害が発生した場合には,データの…:システムの障害が起きたときに、データの復旧や整合性の点検を行う、と述べています。運用の局面で仕組みを立て直す仕事で、上流でデータの意味の側を整える役の仕事には当たりません。
この問題の用語
- データベースたくさんのデータを決まった形で貯め、探したり書き換えたりできるようにした仕組み。多くの人が同時に使うことを前提にしています。
- 工程仕事を進める順序と段取りのまとまりを指します。図表にして管理し、重要な期日や作業の順序、進み具合を目に見える形にします。
- テスト決めたとおりに動くかを、実際に動かして確かめる作業のこと。何を確かめるかによって移行テスト、システムテストなどと呼び分けます。
出典:平成21年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問55
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