平成21年度 秋期 午前 問76
企業活動
ROEに関する問題
ROE を求める次の式の,a に入るものはどれか。
図(書き起こし): ※ 原文では分数の形に組まれた式で,分母が四角の空欄(a)です。ここでは行内の記法に直しています。
ROE(%) = 当期純利益 ÷ [ a ] × 100
- ア自己資本
- イ資本金
- ウ総資本
- エ他人資本
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✓ これが正解ア自己資本
解説
純利益を、自分たちの元手で割って求める収益の割合です。
ROEは、自己資本利益率と訳される、会社の収益の力を測る指標のひとつです。分子には、その期の最後に残った純利益を置き、分母には、株主の払い込みや、これまでに積み上げた利益の内部留保など、会社の自分の元手にあたる部分だけを置きます。狙いは、外から借りた資金の分は分母から外し、自分の元手をどれだけ効かせて利益に結びつけたかだけを、割合として取り出すところにあります。同じ純利益でも、元手の少ない会社ほど、この割合は高く出るので、株主の側から会社を見比べるときの見方として、広く使われます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イ資本金:資本金だと述べています。資本金は株主から払い込まれた元手のうち登記上の額にあたる部分にとどまり、内部に積み上げた利益は入りません。会社の自分の元手の全体を表す枠と比べると狭く、この割合の分母には向きません。
- ウ総資本:総資本だと述べています。総資本は、自分の元手と、外から借りた資金の両方を足し合わせた額で、これを分母にすると別の指標にあたる総資本利益率になり、自分の元手だけで測る指標の分母とは違います。
- エ他人資本:他人資本だと述べています。他人資本は借入や社債など外部から入れた資金の額で、株主の側から見た自分の元手とは反対の側にあり、この割合の分母に置く相手ではありません。
出典:平成21年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問76(改変:原典の図表をテキストに書き起こした)
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