平成22年度 秋期 午前 問29
データベース
候補キーに関する問題
関係データベースの候補キーとなる列又は列の組に関する記述として,適切なものはどれか。
- ア値を空値(null)にすることはできない。
- イ検索の高速化のために,属性の値と対応するデータの格納位置を記録する。
- ウ異なる表の列と関連付けられている。
- エ表の行を唯一に識別できる。
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✓ これが正解エ表の行を唯一に識別できる。
解説
行を一つに特定できる列の組が候補キーです。
候補キーは、表の行を一つに特定できる列、または列の組み合わせのうち、余分な列を含まない最小のものを指します。判定の軸は、その記述が行を見分ける役目のものかどうかという一点です。正解は、表の行を唯一に識別できるという記述で、これが定義そのものになります。候補キーは一つの表に複数あってよく、社員の表なら社員番号でも個人番号でも行が決まるのであれば、どちらも候補キーです。その中から設計者が一本を選んで主キーとし、選ばれた一本には空の値を許さないという条件が加わります。つまり空でないことは、選ばれた側に後から課される約束であって、候補であるための条件ではありません。キーという言葉が付いていても役目はさまざまなので、行を見分けるのか、探す速さを助けるのか、ほかの表を指すのかで仕分けると、残るものが一本に決まります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア値を空値(null)にすることはできない…:空の値を置けないという条件は、選ばれた一本のほうに課されるものです。キーなのだから空は駄目だろうと考えると引かれますが、候補である段階ではそこまで求められていません。
- イ検索の高速化のために,属性の値と対応する…:属性の値と格納位置を対応づけて記録するのは、検索を速くするインデックスの説明です。主キーには自動で作られることが多いため混ざりやすいのですが、役目は行の識別ではありません。
- ウ異なる表の列と関連付けられている。:ほかの表の列と関連付けられているのは外部キーの説明で、参照先の表のキーを指すための列です。関連をたどる役目であって、自分の表の行を一つに決める役目ではありません。
この問題の用語
- 関係データベースデータを表の形で持ち、表どうしを結びつけて扱う、最も広く使われているデータベース。データの定義や操作にはSQLを使います。
出典:平成22年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問29
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 秋期 午前 問28:ビューに関する記述(関係データベース)
- 令和7年度 春期 午前 問25:多重度に関する問題(関係データベース)
- 令和5年度 春期 午前 問30:参照制約に関する問題(関係データベース)
- 令和5年度 春期 午前 問26(関係データベース)
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