令和6年度 秋期 午前Ⅱ 問20
ネットワーク
pingに関する問題
DMZ上のコンピュータがインターネットからのpingに応答しないようにしたいとき,ファイアウォールのルールで“通過禁止”に設定するものはどれか。ここで,このpingはエコーメッセージ(RFC 792)を利用しているものとする。
- アICMP
- イTCPのポート番号21
- ウTCPのポート番号110
- エUDPのポート番号123
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✓ これが正解アICMP
解説
pingのエコー要求はICMPなので、ICMPを通過禁止にします。
pingは、相手のコンピュータに到達できるかを確かめるために、ICMPのエコー要求を送り、エコー応答が返ってくるかを見るコマンドです。設問では、このpingがエコーメッセージ(RFC 792)を使っていると明示されており、RFC 792 は ICMP を定めた文書です。ICMPはIPの上で直接動くプロトコルで、TCPやUDPのようなポート番号を持ちません。したがって、DMZ上のコンピュータがインターネットからのpingに応答しないようにするには、ファイアウォールでICMPを通過禁止にします。pingはICMP、ポート番号はTCPやUDPのサービスを区別するもの、と分けて覚えておくと判断できます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イTCPのポート番号21:TCPのポート番号21は、FTPの制御用の通信で使われる番号です。ファイル転送の通信を止める設定であり、ICMPを使うpingの通信には影響しません。
- ウTCPのポート番号110:TCPのポート番号110は、メールの受信に使うPOP3で使われる番号です。これを通過禁止にしてもメールの受信が止まるだけで、pingへの応答は止められません。
- エUDPのポート番号123:UDPのポート番号123は、時刻を合わせるNTPで使われる番号です。時刻同期の通信に関わる設定であり、ICMPのエコー要求を止めることにはなりません。
この問題の用語
- DMZ外から見える機器を、内側の大事な網から切り離して置く区画。ここが破られても、奥までは一気に届きません。
- ファイアウォール内と外の境目に置いて、通してよい通信だけを選び、残りを遮る仕組み。どの相手のどの用途かという条件を見て判断します。
- TCP相手に届いたかを確かめながら送る、信頼性を重んじた通信の約束事です。ポート番号でアプリを見分け、届かない分は送り直します。
- ポート番号同じ機器の中で、どの用途の通信かを見分けるための番号。住所が建物にあたるなら、これは部屋番号にあたります。
- UDP届いたかを確かめず、速さを優先して送る通信の約束事です。TCPと同じくポート番号でアプリを見分け、音声や動画の配信に向きます。
出典:令和6年度 秋期 システム監査技術者試験 午前Ⅱ 問20
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 秋期 午前Ⅱ 問22:UDPを使用しているもの(TCP)
- 平成29年度 春期 午前Ⅱ 問21:ペネトレーションテストの問題(ファイアウォール)
- 平成23年度 特別 午前Ⅱ 問11:リスク保有に関する問題(DMZ)
- 平成22年度 春期 午前Ⅱ 問12:業務処理統制に該当するもの(ファイアウォール)
- 平成21年度 春期 午前Ⅱ 問18:グローバルIPアドレスの問題(ポート番号)
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