令和7年度 秋期 午前Ⅱ 問5
ネットワーク
応答時間に関する問題
端末から400バイトの電文を送信し,ホストコンピュータが600バイトの電文を返信するトランザクション処理システムがある。回線速度を1×10^6ビット/秒,回線の伝送効率を80%,ホストコンピュータのトランザクション当たりの処理時間を40ミリ秒とする。ホストコンピュータでの処理待ち時間,伝送制御のための処理時間などは無視できるとした場合,端末における電文の送信開始から受信完了までの時間は何ミリ秒か。ここで,1バイトは8ビットであるものとする。
- ア10
- イ44
- ウ46
- エ50
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✓ これが正解エ50
解説
送信4ミリ秒+処理40ミリ秒+返信6ミリ秒で、合計50ミリ秒です。
求める時間は、上りの伝送時間、ホストの処理時間、下りの伝送時間の和です。実効の伝送速度は1×10^6ビット/秒×0.8=8×10^5ビット/秒です。送信電文は400バイト×8=3,200ビットなので、3,200÷(8×10^5)=0.004秒=4ミリ秒です。返信電文は600バイト×8=4,800ビットなので、4,800÷(8×10^5)=0.006秒=6ミリ秒です。これにホストの処理時間40ミリ秒を加えると、4+40+6=50ミリ秒になります。往復の伝送と処理の三つを漏れなく足すことが、応答時間の計算の確認点です。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア10:10ミリ秒は、送信の4ミリ秒と返信の6ミリ秒という伝送時間だけを足した値です。ホストコンピュータのトランザクション処理時間40ミリ秒が抜けているので、送信開始から受信完了までの時間になりません。
- イ44:44ミリ秒は、ホストの処理時間40ミリ秒に、送信電文の伝送時間4ミリ秒だけを加えた値です。600バイトの返信電文を端末が受け取り終えるまでの6ミリ秒が含まれていません。
- ウ46:46ミリ秒は、ホストの処理時間40ミリ秒に、返信電文の伝送時間6ミリ秒だけを加えた値です。端末から400バイトの電文を送り出す4ミリ秒が抜けており、送信開始からの時間になっていません。
この問題の用語
- 応答時間要求を終えてから、最初の結果が表示され始めるまでの時間です。処理がすべて終わるまでを測るターンアラウンドタイムとは別です。
- トランザクションデータベースへの一連の処理をひとまとめにした単位のこと。途中で失敗すると開始前の状態へ戻され、中途半端な更新が残りません。
出典:令和7年度 秋期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問5
同じ用語が出る問題
- 平成25年度 春期 午前Ⅱ 問5:ISRに関する問題(応答時間)
- 平成23年度 特別 午前Ⅱ 問4:多重割込みに関する問題(応答時間)
- 平成21年度 春期 午前Ⅱ 問10:応答時間に関する問題(トランザクション)
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