令和7年度 秋期 午前Ⅱ 問12
ユーザーインタフェース
ユーザエクスペリエンスの定義
JIS Z 8521:2020(人間工学-人とシステムとのインタラクション-ユーザビリティの定義及び概念)によれば,ユーザエクスペリエンスの定義はどれか。
- アサービスなどの利用前,利用中及び利用後に生じる利用者の知覚及び反応
- イ障害,年齢,性別,国籍などにかかわらず,誰もが使える設計
- ウ障害者や高齢者に負担を与えない設計
- エ特定のユーザが特定の利用状況において,システム,製品又はサービスを利用する際に,効果,効率及び満足を伴って特定の目的を達成する度合い
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✓ これが正解アサービスなどの利用前,利用中及び利用後に生じる利用者の知覚及び反応
解説
利用前・利用中・利用後に生じる利用者の知覚及び反応が定義です。
JIS Z 8521:2020では、ユーザエクスペリエンスを、システムや製品、サービスの利用前、利用中及び利用後に生じる利用者の知覚及び反応として定めています。使っている最中の使いやすさだけでなく、使う前の期待や使った後の印象まで含む点が特徴です。見分ける軸は、時間の広がりを含むかどうかと、何を定義しているかです。目的を達成する度合いを効果、効率、満足の三つで測るのは、同じ規格で定義されるユーザビリティの方です。利用前から利用後までの体験全体がユーザエクスペリエンス、と覚えると区別できます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イ障害,年齢,性別,国籍などにかかわらず,…:障害、年齢、性別、国籍などにかかわらず誰もが使える設計は、ユニバーサルデザインの考え方です。設計の方針を述べたもので、利用者に生じる知覚及び反応というユーザエクスペリエンスの定義とは別のものです。
- ウ障害者や高齢者に負担を与えない設計:障害者や高齢者に負担を与えない設計は、特定の利用者にとっての障壁を取り除くという設計上の配慮です。利用者が何をどう感じるかという体験を定義したものではない点で、設問の答えとは異なります。
- エ特定のユーザが特定の利用状況において,シ…:特定のユーザが特定の利用状況で、効果、効率及び満足を伴って特定の目的を達成する度合いは、ユーザビリティの定義です。利用中の使いやすさの度合いを表すもので、利用前や利用後の知覚までは含みません。
出典:令和7年度 秋期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問12
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