データベース|エンベデッドシステムスペシャリスト試験
この分野には 3問あります。くり返し出ているものから並べています。
この分野でくり返し出ている用語は分析(2問)です。問題が多い回は平成25年度 春期(1問)・平成23年度 特別(1問)・平成22年度 春期(1問)です。
出発点は違っても、たどり着くモデルは同じ形
データベースの設計では、業務で扱うデータを実体と関連で表した論理データモデルを作ります。特定のデータベース管理システムに依存しない形でデータの構造を表したもので、E-R図で描くのが一般的です。
論理データモデルの作り方には二つの道筋があります。業務のあるべき姿から実体と関連を洗い出し、上から詳しくしていくのがトップダウンアプローチです。現状の画面や帳票に現れるデータ項目を集め、正規化して組み立てるのがボトムアップアプローチです。出発点が違うだけで、どちらで作っても、最終的なモデルは正規化され、業務に必要な属性を全て備えていなければなりません。実務では二つを組み合わせて互いの不足を補うことも多く、片方しか使えないという決まりはありません。
E-R図の関連には、1対1、1対多、多対多といった対応の多さが付きます。多対多は、互いに複数の相手と対応しうることを示すだけで、数の大小や、相手が必ずいるかどうかまでは決めていません。組織の親子のように同じ実体どうしを多対多で結ぶと、一つの組織が複数の親を持てるので、単純な木の形に限らないネットワーク構造も表せます。
関係データベースに実装するときは、多対多の関連はそのままでは表せません。両方の主キーを組み合わせた連関エンティティを間に置き、1対多の関連二つに分けて表します。
正規化は、データの重複をなくし、更新したときに矛盾が起きないようにする手順です。繰返しの項目をなくすのが第1正規形、主キーの一部だけに決まる項目を切り出すのが第2正規形、主キー以外の項目を介して決まる項目を切り出すのが第3正規形です。
この分野で出た問題
- 平成23年度 特別 問21次のE-R図の解釈として,適切なものはどれか。ここで,*――*は多対多の関連を表し,自己参照は除くものとする。
- 平成22年度 春期 問20論理データモデル作成におけるトップダウンアプローチ,ボトムアップアプローチに関する記述として,適切なものはどれか。
- 平成25年度 春期 問20論理データモデル作成におけるトップダウンアプローチ,ボトムアップアプローチに関する記述のうち,適切なものはどれか。
正解と解説は、答え合わせのあとに出ます。
年度から解く
この分野の問題は 3年度ぶんの試験から出ています。いちばん新しいのは平成25年度 春期です。年度別に解くと、回ごとにまとめて解けます。