経営戦略マネジメント|エンベデッドシステムスペシャリスト試験
この分野には 3問あります。くり返し出ているものから並べています。
問題が多い回は令和7年度 秋期(1問)・令和6年度 秋期(1問)・令和5年度 秋期(1問)です。
何を管理するか、どこで勝つか、ブランドの何を変えるか
経営戦略の用語は、管理や戦略の対象が何かを手掛かりに区別します。名前と中身の組合せを入れ替えた説明が並びやすいので、それぞれを一言で言えるようにしておくと見抜けます。
SCMはサプライチェーンマネジメントの略で、部品や資材の調達から生産、流通、販売までのモノの流れを、企業の枠を越えて一つの流れとして管理し、リードタイムの短縮や在庫・流通のコスト削減を図ります。CRMは顧客との関係、ERPは社内の経営資源の統合的な管理、MRPは生産に必要な資材の量と時期の計算を対象とし、範囲の広さで区別できます。
M.E.ポーターは、競争で優位に立つための基本戦略として三つを示しました。徹底した低コストで勝つのがコストリーダーシップ戦略、製品やサービスの独自性で勝つのが差別化戦略、特定の顧客層や地域、流通チャネルに的を絞るのが集中戦略です。集中戦略は、絞った市場の中でコストと独自性のどちらを武器にするかで、さらに分けて考えることもあります。
ブランド戦略は、ブランドネームを残すか替えるかと、対象の市場を変えるかどうかの二つの軸で整理します。名前はそのままで新しい市場セグメントに対象を移すのがブランドリポジショニングです。既存の名前を他の商品にも広げて認知度を生かすのがブランド拡張、同じ分野で複数のブランドを使い分けるのがマルチブランドです。
この分野で出た問題
- 令和6年度 秋期 問22M.E.ポーターの三つの基本戦略に関する記述として,適切なものはどれか。
- 令和5年度 秋期 問22ブランド戦略のうち,ブランドリポジショニング戦略を説明したものはどれか。
- 令和7年度 秋期 問22部品や資材の調達から製品の生産,流通,販売までの,企業間を含めたモノの流れを適切に計画・管理し,最適化して,リードタイムの短縮,在庫コストや流通コストの削減などを実現しようとする考え方はどれか。
正解と解説は、答え合わせのあとに出ます。
年度から解く
この分野の問題は 3年度ぶんの試験から出ています。いちばん新しいのは令和7年度 秋期です。年度別に解くと、回ごとにまとめて解けます。