令和元年度 秋期 午前 問48
システム開発技術
スタブ又はドライバの説明
テストで使用するスタブ又はドライバの説明のうち,適切なものはどれか。
- アスタブは,テスト対象モジュールからの戻り値の表示・印刷を行う。
- イスタブは,テスト対象モジュールを呼び出すモジュールである。
- ウドライバは,テスト対象モジュールから呼び出されるモジュールである。
- エドライバは,引数を渡してテスト対象モジュールを呼び出す。
答えと解説を見る
✓ これが正解エドライバは,引数を渡してテスト対象モジュールを呼び出す。
解説
ドライバは引数を渡して、テスト対象を呼び出す上位の役です。
部品を単体で試すとき、その上と下がまだ無いことがあります。そこで足りない側を、仮の部品で埋めます。上に置くのがドライバで、試したい部品を呼び出す役です。引数を渡して呼び、返ってきた値を受け取って確かめます。下に置くのがスタブで、呼び出される側を代わりに務めます。中身は作り込まず、決まった値を返すだけにしておきます。上位から順に確かめるなら、下位がまだ無いのでスタブを使います。逆に下位から積み上げる進め方では、ドライバが必要になります。どちらを用意することになるかは、試す順番のほうから決まります。呼ぶ側か呼ばれる側か、で二つを覚えると取り違えません。仮の部品は本番には残さないので、作り込みすぎないのが要点です。両方を同時に用意すれば、真ん中の部品だけを切り出して試すことができます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アスタブは,テスト対象モジュールからの戻り…:戻り値を画面に出したり印刷したりする役だと述べています。それは呼び出す側の仕事なので、下を埋める役とは違います。上下のどちらを埋めるかが入れ替わっています。結果を見せるのは、呼ぶ側が受け取った後の話です。
- イスタブは,テスト対象モジュールを呼び出す…:下を埋める役が、試したい部品を呼び出すと述べています。呼び出すのは上を埋める役のほうです。二つの名前が入れ替わった形です。名前の由来からも、切り株のほうが下に置かれます。呼ぶ役と呼ばれる役は、逆にすると試験が成り立ちません。
- ウドライバは,テスト対象モジュールから呼び…:上を埋める役が、試したい部品から呼び出されると述べています。呼び出されるのは下を埋める役のほうです。こちらも名前が入れ替わっています。下に置く側は、値を返すだけで十分です。上下を取り違えると、必要な仮の部品も入れ替わります。
この問題の用語
- テスト決めたとおりに動くかを、実際に動かして確かめる作業のこと。何を確かめるかによって移行テスト、システムテストなどと呼び分けます。
出典:令和元年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問48
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)