第109回 午後 問11
公衆衛生看護活動展開論
学校保健に関係する教職員と職務の組合せで正しいのはどれか。
- 1校長 ―― 学校保健委員会の運営
- 2栄養教諭 ―― 学校保健計画の立案
- 3保健主事 ―― 学校医の任命
- 4学校薬剤師 ―― 環境衛生検査への従事
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✓ これが正解4学校薬剤師 ―― 環境衛生検査への従事
解説
学校薬剤師は、学校の環境衛生検査に従事します。
学校保健に関わる職員の役割は、学校保健安全法とその施行規則、学校教育法施行規則で決められています。判断の軸は、それぞれの職員の職務として何が定められているかです。
学校保健安全法施行規則第24条は、学校薬剤師の職務執行の準則として、学校保健計画や学校安全計画の立案への参与などと並べて、環境衛生検査に従事することを挙げています。教室の空気、照度、飲料水、プールの水などの検査に専門家として関わるのが学校薬剤師の大きな役割なので、学校薬剤師と環境衛生検査への従事の組合せが正しいです。
ほかの組合せを見ると、学校教育法施行規則第45条で、保健主事は校長の監督を受けて学校の保健に関する事項の管理に当たると定められており、学校保健計画の立案や学校保健委員会の運営の中心になるのは保健主事です。学校医は学校の設置者が委嘱して置くもので、保健主事が任命するわけではありません。三師(学校医・学校歯科医・学校薬剤師)の中で、環境衛生は薬剤師と覚えておくと見分けやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1校長 ―― 学校保健委員会の運営:校長は学校全体の責任者として保健活動を監督しますが、学校保健委員会の運営で中心となって企画や連絡調整をするのは、保健に関する事項の管理に当たる保健主事です。校長の職務の組合せとしては適切ではありません。
- 2栄養教諭 ―― 学校保健計画の立案:栄養教諭は児童生徒の栄養の指導と管理をつかさどる教員で、食に関する指導や給食の管理が中心です。学校保健計画の立案を取りまとめるのは保健主事なので、この組合せは誤りです。
- 3保健主事 ―― 学校医の任命:学校医を誰にするかを決めて委嘱するのは、教育委員会など学校を設置する側です。校内の保健の取りまとめ役である保健主事には人を選んで任じる権限がないので、この組合せは誤りです。
出典:第109回 保健師国家試験 午後(厚生労働省)問11(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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