第112回 午前 問14
公衆衛生看護活動展開論
A社では定期健康診断の結果、BMIが基準を上回る職員が増加していることから、社員食堂でヘルシーメニューを提供することにした。A社の活動として当てはまるのはどれか。
- 1健康経営
- 2コラボヘルス
- 3作業環境管理
- 4リワーク支援
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✓ これが正解1健康経営
解説
従業員の健康づくりを経営の視点で進める取り組みは健康経営です。
健康経営とは、従業員の健康の保持・増進を、会社の経営課題として捉え、投資として戦略的に取り組む考え方です。従業員が健康であれば、生産性の向上や医療費の抑制、企業の価値の向上につながるという視点に立っています。経済産業省が推進し、取り組みの優れた企業を認定する仕組みもあります。
A社は定期健康診断の結果からBMIが基準を上回る職員の増加という課題を把握し、会社として社員食堂でヘルシーメニューを提供することにしました。会社が自らの判断で、従業員の健康課題に経営の取り組みとして対応しているので、健康経営にあたります。健康保険組合など保険者との連携や、有害な作業環境の改善、休職者の職場復帰支援は、この取り組みの中心ではありません。
したがって、A社の活動は健康経営です。会社が主体なら健康経営、保険者と会社の協働ならコラボヘルス、と主体の違いで見分けると整理しやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 2コラボヘルス:コラボヘルスは、健康保険組合などの保険者と事業主が連携して、加入者の健康づくりを進める取り組みです。A社の活動には保険者が登場せず、会社単独の取り組みなので当てはまりません。
- 3作業環境管理:作業環境管理は、職場の有害な要因を取り除き、良い作業環境を保つための管理です。社員食堂のメニュー改善は作業環境の有害要因への対策ではないため、これにはあたりません。
- 4リワーク支援:リワーク支援は、心の不調などで休職した人が職場に戻るための支援です。BMIが高い職員に向けた食事の改善とは目的が異なり、A社の活動には当てはまりません。
出典:第112回 保健師国家試験 午前(厚生労働省)問14(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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