平成21年度 春期 問87
ソフトウェア
表計算ソフトに関する問題
セル A1 〜 A10 に表のような数値が入力されており,セル B1 〜 B10 に計算式が入力されている。このときのセル B1 〜 B10 の計算結果とセル C1 〜 C10 の計算結果がそれぞれ同じ数値となるようにするために,最初にセル C10 に計算式を入力し,次にセル C10 をセル C1 〜 C9 に複写したい。セル C10 に入力する計算式として,正しいものはどれか。
| A | B | C | |
|---|---|---|---|
| 1 | 231 | A1 | |
| 2 | 156 | B1+A2 | |
| 3 | 132 | B2+A3 | |
| 4 | 73 | B3+A4 | |
| 5 | 49 | B4+A5 | |
| 6 | 32 | B5+A6 | |
| 7 | 21 | B6+A7 | |
| 8 | 15 | B7+A8 | |
| 9 | 13 | B8+A9 | |
| 10 | 9 | B9+A10 |
- ア合計(A$1〜A10)
- イ合計(A$1〜A$10)−合計($A$1〜A10)
- ウ合計(A$1〜A$10)−合計($A$10〜A10)
- エ合計(A$1〜A$10)−合計($A$1〜A10)+A10
答えと解説を見る
✓ これが正解ア合計(A$1〜A10)
解説
記号は行と列を別々に止められる、と押さえておきます。
まず真ん中の列を読み解きます。一行目は左の値そのもので、二行目からは前の行に左の値を足す形でした。つまり真ん中の列は、左の列を上から順に足した累計になります。だから右の列にも、上からその行までの合計を出せばよいわけです。上端の行だけを止め、下端は動く形の合計を挙げた肢が当たります。止めた側はいつも一行目を指し、動く側は写した行へ下がります。表計算ソフトでは、記号を付けた側だけが写しても動かなくなりました。両端とも止めた合計から、その行までの累計を引く肢は、残りのほうを出してしまいます。引く側は始まりだけが止まっているので、その行より下にある値の合計になりました。引く範囲の向きが入れ替わった肢も、上下が逆で成り立ちませんでした。最後の一つは、そこへその行の値を足し戻すので、その行から下の合計になります。止める場所を一つ変えるだけで、答えが決まりました。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イ合計(A$1〜A$10)−合計($A$1…:両端を止めた合計から、別の合計を引いています。引き算で作るという着想は、確かにありました。引く側は始まりだけが止まり、終わりは写した行まで下がります。つまり全体から、その行までの累計を差し引く形でした。残るのはその行より下の合計で、求める累計とはちょうど裏返しです。
- ウ合計(A$1〜A$10)−合計($A$1…:引く範囲の始まりを、下端に止めています。上下が入れ替わった範囲になってしまいました。行が上がるほど、範囲が逆向きに伸びます。残るのは一つ上の行までの累計で、一行ずれてしまいます。下から数え上げるなら、この向きになります。
- エ合計(A$1〜A$10)−合計($A$1…:引いたうえに、その行の値を足し戻しています。戻す発想そのものは、確かに分かるものでした。ところが元の引き算が、その行より下の合計を残す形です。そこへ一つ足し戻すと、その行から下の合計になりました。上へ積み上げた累計とは、向きが反対のままです。
出典:平成21年度 春期 ITパスポート試験 問87
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)