平成22年度 秋期 問78
セキュリティ
機密性に関する問題
情報の “機密性” や “完全性” を維持するために職場で実施される情報セキュリティの活動 a 〜 d のうち,適切なものだけをすべて挙げたものはどれか。
a PC は,始業時から終業時までロックせず常に操作可能な状態にしておく。 b 重要な情報が含まれる資料や CD-R などの電子記録媒体は,利用時以外は施錠した棚に保管する。 c ファクシミリで送受信した資料は,トレイに放置せずにすぐに取り去る。 d ホワイトボードへの書込みは,使用後直ちに消す。
- アa,b
- イa,b,d
- ウb,d
- エb,c,d
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✓ これが正解エb,c,d
解説
見られる形のまま離れていない三つだけが、当たります。
四つの取り組みは、放置しないかどうかで見分けます。大事な紙やCD-Rを、鍵の掛かる棚へしまう形がありました。届いた紙を、トレイに置きっぱなしにしない取り組みもあります。ホワイトボードを、使い終えたらすぐ消す形も並びました。三つとも、見られる形のまま離れていません。だからこの三つを挙げた肢が当たりました。PCをロックせずに、いつでも触れる形にする取り組みは外れます。席を離れた間に、誰でも操れてしまいました。見られてしまうので、機密性が損なわれます。書き換えられるので、正しさも損なわれました。これが誤りなら、それを含む二つの肢が同時に落ちます。残る二つの違いは、トレイの一つだけでした。紙もホワイトボードも守りの相手なので、画面の中だけの話ではありません。シラバスも、機密性と完全性を守りの用語に挙げています。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アa,b:初めと二つ目を挙げた肢が、こちらのほうです。二つ目のほうは、確かに正しい取り組みでした。ところが初めの取り組みは、PCをロックしていません。席を離れた間に、誰でも操れてしまいます。初めが外れています。片方だけが合いました。
- イa,b,d:初めと二つ目と四つ目を挙げた肢が、こちらです。後ろの二つは、どちらも正しい取り組みでした。けれども初めの取り組みだけが、当たりません。ロックしない形は、見るのも書き換えるのも許します。一つだけ外れました。三つ目も落としています。
- ウb,d:二つ目と四つ目を挙げた肢が、こちらに当たります。どちらも正しい取り組みではありました。ところが三つ目の取り組みも、正しい形です。トレイに置きっぱなしにすると、誰でも見られました。一つを落としています。すべてではありません。
この問題の用語
- 機密性許された人だけが情報に触れられる状態が保たれていること。完全性・可用性と並ぶ、情報セキュリティの三つの性質の一つです。
- 完全性情報が壊れたり書き換えられたりせず、正しいまま保たれていること。機密性・可用性と並ぶ、三つの性質の一つです。
- 施錠鍵をかけて、決められた人しか取り出せないようにすることです。帰宅時に書類や機器を引出しにしまうのは、この対策にあたります。
出典:平成22年度 秋期 ITパスポート試験 問78(改変:原典の図表をテキストに書き起こした)
同じ用語が出る問題
- 令和8年度 問77:認証に関する問題(完全性)
- 令和7年度 問97:可用性に関する問題(機密性)
- 令和6年度 問75:機密性に関する問題(完全性)
- 令和3年度 問58:共連れに関する問題(施錠)
- 平成31年度 春期 (特別措置試験) 問87:物理的対策の例(施錠)
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