平成26年度 秋期 (特別措置試験) 問52
ネットワーク
IPv6に置き換える効果
IPv4をIPv6に置き換える効果として,適切なものはどれか。
- アインターネットから直接アクセス可能なIPアドレスが他と重複しても,問題が生じなくなる。
- イインターネットから直接アクセス可能なIPアドレスの不足が,解消される。
- ウインターネットへの接続に光ファイバが利用できるようになる。
- エインターネットを利用するときの通信速度が速くなる。
答えと解説を見る
✓ これが正解イインターネットから直接アクセス可能なIPアドレスの不足が,解消される。
解説
置き換えで何が変わらないかを先に言うと、肢が絞れます。
住所の桁数を増やした置き換えなので、効くのは足りるかどうかの一点です。古い形では割り当てられる数に限りがあり、つなぐ機器が増えるにつれて足りなくなりました。IPv6では桁が大きく増え、当分のあいだ尽きる心配がなくなります。一方で、同じ住所が二つあってはならないという決まりは変わりません。線の種類や速さも、住所の付け方とは別の層で決まります。新旧の住所は、そのままでは互いに通じません。だから、しばらくは両方を扱える形で運びます。片方のネットワークからもう片方へ橋渡しする仕組みや、古い形のパケットを新しい形で包んで運ぶ手立てが使われます。桁数のほかにも、機器が自分で住所を決められる仕掛けなどが加わっていますが、根の考え方は変わりません。置き換えの問では、何が増えたのかと、何が据え置きなのかを分けて読みます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アインターネットから直接アクセス可能なIP…:同じ住所が重なってよいという決まりにはなっていません。増えたのは部屋の数のほうです。重ならないように配る手立てを問われたなら、割り当てを受け持つ仕組みが答えになります。人が決める形と、つないだ機器へ自動で配る形があります。
- ウインターネットへの接続に光ファイバが利用…:線そのものの種類を決める話です。住所の決め方より下の層にあたります。どんな線や電波が使えるのかと問われたなら、一つ下の層の取り決めが答えになります。住所の桁数を増やしても、そこは前のまま据え置かれています。
- エインターネットを利用するときの通信速度が…:混み具合や線の太さで決まる話です。こちらも住所の決め方では動きません。速さを上げたいと言われたなら、線を太くするか、混み具合を減らすことになります。桁を増やしても、一つのパケットが届く早さそのものは変わりません。
この問題の用語
- IPアドレスネットワークにつながった機器を見分けるための番号。通信はこの番号を宛先として届けられ、名前からは変換して求めます。
出典:平成26年度 秋期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問52
同じ用語が出る問題
- 令和8年度 問65:DNSサーバの役割に関する記述(IPアドレス)
- 令和7年度 問60:FTPの役割(IPアドレス)
- 令和7年度 問58:DNSの説明(IPアドレス)
- 令和6年度 問100(IPアドレス)
- 令和6年度 問92:ドメイン名に関する問題(IPアドレス)
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)