平成26年度 秋期 (特別措置試験) 問90
ネットワーク
伝送速度に関する問題
〔中問B・PCのデータ保護〕〔テクノロジ〕
旧PCに保管してある画像ファイルを現PCに転送するのに要した時間は何分か。ここで,Sさんが使用している無線LANのPCとルータ間の伝送速度は40Mbpsで,伝送効率は20%であり,旧PCとルータ間の通信と現PCとルータ間の通信は同時にはできない。また,ファイルの転送以外のオーバヘッド時間は無視できるものとする。
〔中問Bの記述(抜粋・再掲)〕
一つの画像ファイルの大きさは2Mバイト。誤って削除した時には,2,000ファイルを現PCに 保管していた。旧PCには,削除したファイル数の6割が残っていたので,それらを全て現PCに コピーした。
- ア10
- イ40
- ウ80
- エ133
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✓ これが正解ウ80
解説
同時に流せない以上、同じ中身が線の上を二度通ります。
はじめに、運ぶ量をそろえた単位に直します。残っていたのは元の数の六割にあたる1,200個で、1個が2Mバイトです。掛けると2,400Mバイトになり、8倍してビットに直すと19,200Mビットです。次に、その中身が線の上を何度通るかを見ます。古い側と新しい側は、親機を挟んで同時にやり取りできないとあります。すると、いったん親機まで運び、あらためて相手へ送り直すことになります。つまり同じ量が二度流れるので、38,400Mビットまで膨らみます。最後に速さを実際の値へ落とします。伝送速度が40Mビット毎秒でも、二割しか通らないなら8Mビット毎秒です。割ると4,800秒、分に直して80分となります。但し書きが式のどこに効くのかを、一つずつ言い当てます。書き添えておけば、読み飛ばしにも気づけます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア10:バイトからビットへの読み替えだけを省いた場合に出てくる値です。往復は数えたうえで、8倍する手当てを落としたらどうなるかと問われたなら、こちらです。単位をそろえずに割ると、答えの八分の一まで一気に縮んでしまいます。
- イ40:親機までの片道ぶんだけを勘定に入れると、ちょうどこの値が出てきます。同時にやり取りできるとしたら所要はどれだけかと問われたなら、こちらが答えです。但し書きの一文を読み飛ばすと、答えのちょうど半分で止まってしまいます。
- エ133:残っていたのは六割という断りを読み飛ばし、元の2,000個を全部運んだ値です。減らす前の個数のままだと所要はどれだけかと問われたなら、こちらになります。運ぶ量が六割へ減っている以上、所要がこれほど延びることはありません。
この問題の用語
- 無線LAN電波で機器をつなぐLANで、配線がいらない代わりに電波は建物の外へも届きます。そのため接続の認証と通信の暗号化にWPA2やWPA3を使います。
- ルータLAN同士やLANとWANをつなぎ、ネットワーク層で中継する機器です。宛先のIPアドレスを見て経路を選び、パケットを転送します。
出典:平成26年度 秋期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問90
同じ用語が出る問題
- 令和8年度 問87:NASの説明(無線LAN)
- 令和8年度 問76:LPWAに関する問題(無線LAN)
- 令和5年度 問65:PSKの説明(ルータ)
- 令和4年度 問68:SSIDに関する問題(ルータ)
- 令和4年度 問41:ファシリティマネジメントの問題(ルータ)
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