第38回 問題108
介護過程
次の記述のうち,介護計画の実施に関するものとして,適切なものを1つ選びなさい。
- 1利用者の実践状況は評価日にまとめて記録する。
- 2介護福祉職が結果に満足できるまで実践を続ける。
- 3介護福祉職の実践経験を積むことを目的にする。
- 4他職種が立案した介護計画をチームで実践する。
- 5利用者に支援内容を説明して同意を得る。
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✓ これが正解5利用者に支援内容を説明して同意を得る。
解説
介護計画の実施では、利用者に支援内容を説明して同意を得ます。
介護計画の実施は、立てた計画に沿って実際に支援を行う段階です。この段階では、計画どおりに支援を行うだけでなく、利用者の反応や変化を観察して記録し、次の評価に生かすことが求められます。介護計画はチームで共有され、だれが担当しても同じ方針で支援できるようにしておくことも大切です。
支援を始める前には、利用者に支援の内容や目的を分かりやすく説明し、同意を得ることが大切です。利用者が納得したうえで支援を受けることで、本人の意思が尊重され、主体的な参加にもつながります。説明と同意は、利用者の自己決定を支える基本であり、実施の段階でも欠かせない手順です。
したがって、利用者に支援内容を説明して同意を得るという記述が適切です。実施の段階の問では、利用者の意思を尊重しているか、記録や連携が適切に行われているかに注目すると、誤りの記述を見分けやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1利用者の実践状況は評価日にまとめて記録する。:利用者の実践状況は、支援を行うたびにその都度記録します。評価日にまとめて書くと、細かな変化や反応を正確に残せず、評価の根拠があいまいになってしまいます。
- 2介護福祉職が結果に満足できるまで実践を続ける。:介護計画は、利用者の目標の達成に向けて実施するものです。介護福祉職が結果に満足できるかどうかを基準に実践を続けるのは、支援する側の都合であり、利用者中心の考え方に反します。
- 3介護福祉職の実践経験を積むことを目的にする。:介護計画の実施は、利用者の生活課題を解決するために行うものです。介護福祉職の実践経験を積むことを目的にすると、利用者の生活が手段になってしまい、本来の目的から外れます。
- 4他職種が立案した介護計画をチームで実践する。:介護計画は、介護福祉職がアセスメントに基づいて立案し、チームで共有して実施するものです。他職種が立案した計画をそのまま実践するという説明は、介護計画の立案者が異なっています。
出典:第38回 介護福祉士国家試験(公益財団法人 社会福祉振興・試験センター)問題108。問題文と選択肢は原文のままです。解説は当サイト独自のもので、同センターとは関係ありません。
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