第113回 午前 問7
必修問題
学童期中学年から高学年にみられる、親から離れて仲の良い仲間同士で集団行動をとる特徴はどれか。
- 1心理的離乳
- 2自我の芽生え
- 3ギャングエイジ
- 4自我同一性〈アイデンティティ〉の確立
答えと解説を見る
✓ これが正解3ギャングエイジ
解説
学童期の仲間同士の集団行動の特徴はギャングエイジです。
学童期の心理社会的な発達では、関心の中心が家族から同年代の仲間へと移っていきます。小学校の中学年から高学年にかけて、同性で同年代の気の合う仲間が集まって集団をつくり、自分たちだけのルールや秘密を共有して行動する時期をギャングエイジと呼びます。親や大人から少し距離をとり、仲間の中で協力・競争・役割分担を経験することで、社会性を身につけていきます。設問の、親から離れて仲の良い仲間同士で集団行動をとるという特徴に一致します。
ほかの3つは時期がずれます。心理的離乳や自我同一性(アイデンティティ)の確立は思春期から青年期の課題で、自我の芽生えは幼児期前半の第一反抗期のころに表れる変化です。
覚え方: 幼児期は自我の芽生え、学童期は仲間集団、思春期・青年期は親からの自立とアイデンティティ、と年齢の順に並べておくと見分けられます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1心理的離乳:心理的離乳は、思春期から青年期にかけて親への心の依存から抜け出し、自分の考えで判断しようとする過程です。学童期の仲間集団での行動とは、時期も中身も異なります。
- 2自我の芽生え:自我の芽生えは、幼児が自分でやりたいと強く主張し始める変化で、第一反抗期として表れます。学童期の中学年以降にみられる仲間集団づくりとは時期が合いません。
- 4自我同一性〈アイデンティティ〉の確立:Eriksonが青年期の発達課題とした、自分は何者かという感覚を確立することを指します。学童期の課題は勤勉性で、仲間同士の集団行動を表す語ではありません。
出典:第113回 看護師国家試験 午前(厚生労働省)問7(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)