第114回 午後 問2
必修問題
受療率が最も多い傷病
令和2年(2020年)の患者調査で外来受療率が最も多い傷病はどれか。
- 1喘息
- 2糖尿病
- 3高血圧性疾患
- 4悪性新生物〈腫瘍〉
答えと解説を見る
✓ これが正解3高血圧性疾患
解説
令和2年の外来受療率は肢の中で高血圧性疾患が最多です。
患者調査は、医療施設を利用する患者の傷病の状況を知るために厚生労働省が行う調査です。受療率は、調査日に医療施設で受療した推計患者数を人口10万人あたりで表したもので、外来受療率は通院している人の多さを示します。
設問が指定する令和2年(2020年)の調査で、四つの肢のなかで外来受療率が最も高いのは高血圧性疾患です。高血圧は自覚症状が乏しいまま長く続き、降圧薬を飲みながら定期的に通院する人がとても多いため、外来の数値が大きくなります。糖尿病も通院が続く病気ですが、高血圧性疾患ほど多くはありません。悪性新生物〈腫瘍〉は入院の受療率が高い傷病の一つですが、外来では高血圧性疾患に及びません。喘息は子どもから大人まで見られますが、外来受療率は四つの中で低い側です。
したがって高血圧性疾患が正解です。外来では高血圧性疾患が目立ち、入院では精神の病気や循環器の病気が目立つ、というように外来と入院を分けて覚えると整理しやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1喘息:喘息は発作を繰り返すために通院する人がいますが、患者の規模は高血圧で通う人に遠く及ばず、外来受療率が最も多い傷病にはなりません。
- 2糖尿病:糖尿病も長く通院が続く病気で、外来受療率は高めの傷病です。それでも降圧治療で通院する人のほうがずっと多く、高血圧性疾患を上回ることはありません。
- 4悪性新生物〈腫瘍〉:がんは手術や化学療法のために入院することが多く、入院側の数値で目立つ傷病です。外来に限ってみると、高血圧で通う人の多さには届きません。
出典:第114回 看護師国家試験 午後(厚生労働省)問2(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)