令和7年度 春期 午前Ⅱ 問7
通信プロトコル
ICMPに関する問題
IPv4において,IPパケットで送られているデータが,ICMPメッセージであることを識別できるヘッダー情報はどれか。
- アIPヘッダーのプロトコル番号
- イMACヘッダーのイーサタイプ値
- ウTCPヘッダーのコントロールフラグ
- エUDPヘッダーの宛先ポート番号
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✓ これが正解アIPヘッダーのプロトコル番号
解説
IP ヘッダーのプロトコル番号で、中身が ICMP だと分かります。
IP ヘッダーには、データ部分にどのプロトコルのデータが入っているかを示すプロトコル番号の欄があります。ICMP は1、TCP は6、UDP は17のように番号が決まっていて、受け取った側はこの番号を見てデータを渡す先を決めます。ICMP は IP と同じ層で働く制御用のプロトコルで、そのメッセージは IP パケットのデータ部分に直接入れて送られます。したがって、ICMP かどうかは IP ヘッダーのプロトコル番号で識別します。見分ける軸は、それぞれの欄がどの層の中身を示すかです。一つ下の層のヘッダーが、すぐ上に載っているプロトコルを示す、と覚えておくと選べます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イMACヘッダーのイーサタイプ値:MAC ヘッダーのイーサタイプ値は、フレームの中身が IPv4 か IPv6 か、あるいは ARP かといった、一つ上の層のプロトコルを示します。IPv4 であることまでは分かりますが、その中が ICMP かどうかは示しません。
- ウTCPヘッダーのコントロールフラグ:ICMP のメッセージは TCP を使わずに IP パケットへ直接入るので、TCP ヘッダーそのものがありません。コントロールフラグは接続の開始や終了などを伝える欄で、ICMP の識別には使えません。
- エUDPヘッダーの宛先ポート番号:ICMP は UDP にも載らず、IP パケットのデータ部分へ直接入ります。UDP ヘッダーが付かないので、その宛先ポート番号を見て ICMP かどうかを見分けることはできません。
この問題の用語
- プロトコル通信するときの、決まりごとや手順のまとまりのことをいいます。送る側と受ける側が同じものに従うことで、やり取りが成り立ちます。
- TCP相手に届いたかを確かめながら送る、信頼性を重んじた通信の約束事です。ポート番号でアプリを見分け、届かない分は送り直します。
- コントロール目的どおりに業務が進むように組み込む、決まりや点検、仕組みのことです。監査では、その整備と運用の状況が評価されます。
- UDP届いたかを確かめず、速さを優先して送る通信の約束事です。TCPと同じくポート番号でアプリを見分け、音声や動画の配信に向きます。
- ポート番号同じ機器の中で、どの用途の通信かを見分けるための番号。住所が建物にあたるなら、これは部屋番号にあたります。
出典:令和7年度 春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問7
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