第58回 午前 問81
臨床医学
認知行動療法の技法
思考記録表(コラム表)を用いて現実に沿った考え方や判断ができることを目標とする認知行動療法の技法はどれか。
- 1認知再構成法
- 2モデリング法
- 3問題解決技法
- 4系統的脱感作法
- 5行動活性化技法
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✓ これが正解1認知再構成法
解説
コラム表で考え方を見直すのは認知再構成法です。
認知行動療法は、ものの受け取り方(認知)と行動に働きかけて、気分や問題を改善していく心理療法です。いくつかの技法があり、目的に応じて使い分けます。
認知再構成法は、つらい気分になったときの状況、気分、頭に浮かんだ考え(自動思考)、その根拠と反証などを、思考記録表(コラム表)に書き出していく技法です。書き出すことで、偏った考え方に気付き、現実に沿ったバランスのよい考え方を見つけていきます。したがって、認知再構成法が正解です。
モデリング法は他人の行動を見て学ぶ技法、問題解決技法は問題を整理して解決策を選び実行する技法、系統的脱感作法はリラクセーションをしながら不安の弱い場面から段階的に慣れていく技法、行動活性化技法は楽しみや達成感のある活動を増やしていく技法です。コラム表で考えを書き直すのが認知の再構成、と名前と道具を組で覚えましょう。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 2モデリング法:モデリング法は、他の人が適切に行動する様子を見て、その行動を学び取る技法です。考え方を表に書き出して見直す技法ではありません。
- 3問題解決技法:問題解決技法は、困っている問題を具体的に整理し、解決策をいくつも挙げて、その中から実行するものを選ぶ技法です。思考記録表で考え方を検討するものとは異なります。
- 4系統的脱感作法:系統的脱感作法は、筋をゆるめるリラクセーションを身につけたうえで、不安の弱い場面から強い場面へ段階的に慣れていく技法です。恐怖症などに用いられます。
- 5行動活性化技法:行動活性化技法は、楽しみや達成感を得られる活動を計画して少しずつ増やし、気分の改善を図る技法です。主にうつ病に用いられ、考え方を表で書き直すものではありません。
出典:第58回 理学療法士国家試験 午前(厚生労働省)問81(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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