第58回 午後 問45
理学療法評価学
SF-36の下位尺度
SF-36の下位尺度はどれか。
- 1体の痛み
- 2環境因子
- 3筋力
- 4睡眠の質
- 5認知機能
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✓ これが正解1体の痛み
解説
SF-36の8つの下位尺度の一つに、体の痛みがあります。
SF-36は、健康に関連した生活の質(QOL)を、36の質問で本人が答える形で評価する尺度です。結果は8つの下位尺度にまとめられます。身体機能、日常役割機能(身体)、体の痛み、全体的健康感、活力、社会生活機能、日常役割機能(精神)、心の健康の8つです。
したがって体の痛みは下位尺度の一つで、正しい選択です。痛みの強さや、痛みのせいで仕事や家事がどのくらい妨げられたかを答えてもらいます。
環境因子は、ICF(国際生活機能分類)で生活機能に影響する外の要因を表す語で、SF-36の尺度ではありません。筋力は検査者が測る身体の機能で、本人が答える質問紙の尺度には含まれません。睡眠の質や認知機能も、SF-36の8つの尺度には入っていません。SF-36は体と心の健康を自分で答える尺度、と性格をつかんだうえで、8つの名前をまとめて覚えておくとよいでしょう。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 2環境因子:建物や福祉用具、家族の支え、制度など、本人の外にある要因を表す言葉で、ICFの構成要素の一つです。本人が自分の健康を答えるSF-36の尺度名にはありません。
- 3筋力:筋力は検査者が徒手筋力テストなどで測る機能で、本人の主観で答える質問紙の尺度とは性質が違います。SF-36の下位尺度にはありません。
- 4睡眠の質:睡眠の質は生活の質に関わる大切な要素ですが、SF-36の8つの下位尺度としては設けられていません。睡眠を測るには別の質問紙を使います。
- 5認知機能:認知機能はMMSEなどの検査で評価するもので、SF-36の下位尺度には含まれていません。SF-36は心の健康を問いますが、認知機能そのものは測りません。
出典:第58回 理学療法士国家試験 午後(厚生労働省)問45(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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