第58回 午後 問80
臨床医学
自殺死亡率に関する問題
我が国の自殺死亡率において年齢階級別で最も高いのはどれか。
- 120歳代
- 230歳代
- 340歳代
- 450歳代
- 560歳代
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✓ これが正解450歳代
解説
出題当時の統計では、肢の中で自殺死亡率が最も高いのは50歳代です。
この問は、厚生労働省と警察庁が公表している自殺の統計で、年齢階級別に見た自殺死亡率(人口10万人あたりの自殺者数)がどの年代で高いかを知っているかを問うています。自殺死亡率は、自殺者の数そのものではなく、その年代の人口に対する割合なので、人口の多い年代ほど高くなるというわけではありません。
出題当時の最新の公表値では、選択肢に挙がっている20歳代から60歳代までのうち、自殺死亡率が最も高かったのは50歳代でした。正答の表もこれに沿っています。働き盛りの中高年の自殺は、健康の問題、経済や生活の問題、仕事の問題などが重なりやすいことが背景として指摘されています。
一方で、若い世代は死因の中で自殺の占める順位が高いことが問題とされますが、人口あたりの率で比べると、この問の選択肢の中では50歳代が最も高くなっています。死因順位と死亡率という2つの見方を混同しないことが、この種の統計の問を解く鍵です。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 120歳代:若い世代は死因の中で自殺が上位に来ることが問題とされますが、人口10万人あたりの率という物差しで見ると、出題当時は50歳代に及ばない値でした。
- 230歳代:30歳代の自殺死亡率は、出題当時の統計では50歳代を下回っていました。死因に占める自殺の順位は高いものの、率としては最も高い年代ではありません。
- 340歳代:40歳代も中高年として自殺死亡率は高い世代ですが、出題当時の公表値では50歳代に及びませんでした。選択肢の中で最も高いとは言えません。
- 560歳代:60歳代の自殺死亡率は、出題当時の統計では50歳代より低い値でした。高齢になるほど一律に高くなるわけではない点に注意します。
出典:第58回 理学療法士国家試験 午後(厚生労働省)問80(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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