第58回 午後 問87
リハビリテーション医学
ICFに関する問題
ICFにおける「参加」の評価に最も関連する情報はどれか。
- 1教育歴
- 2住環境
- 3職業適性
- 4認知機能
- 5セルフケア能力
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✓ これが正解3職業適性
解説
職業適性は仕事という社会での役割に関わり、参加の評価に結びつきます。
ICF(国際生活機能分類)は、人の生活機能を、心身機能・身体構造、活動、参加の3つのレベルでとらえ、それに影響する背景因子として環境因子と個人因子を置いています。この問は、各情報がどのレベルに属するかで判断します。
参加は、生活や人生のさまざまな場面に関わること、たとえば仕事、学校、家庭での役割、地域の活動などを指します。職業適性は、その人がどんな仕事に就き、働く場でどんな役割を果たせるかに関わる情報で、仕事という社会参加を評価するときに最も関連が深いといえます。
教育歴は年齢や生活歴などと同じく個人因子に、住環境は環境因子に含まれます。認知機能は心身機能のレベル、セルフケア能力は身の回りの動作を行う力で、活動のレベルにあたります。体の働き、個人の動作、社会での役割、と3つのレベルを広がりの順に並べて覚えると、情報を振り分けやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1教育歴:教育歴は、その人の学んできた経歴で、年齢や性別、生活歴と同じく個人因子として扱われます。参加そのものを評価する情報ではありません。
- 2住環境:住環境は家の段差や手すり、間取りなどで、ICFでは生活機能に影響する環境因子に入ります。参加の評価に直接当たる情報ではありません。
- 4認知機能:認知機能は記憶や注意、判断などの頭の働きで、ICFでは心身機能のレベルに分類されます。社会の中での役割を表す参加とはレベルが異なります。
- 5セルフケア能力:セルフケア能力は食事や更衣、整容など、身の回りのことを行う力で、ICFでは活動のレベルにあたります。参加とは区別されます。
出典:第58回 理学療法士国家試験 午後(厚生労働省)問87(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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