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第59回 午後 問86

臨床医学

便秘を最も生じやすい薬剤はどれか。

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✓ これが正解1モルヒネ

解説

腸の動きを強く抑えるモルヒネは、便秘を最も起こしやすい薬剤です。

便秘は、腸の動きが弱まったり、便の水分が少なくなったりして起こります。モルヒネなどのオピオイド(医療用麻薬)は、腸にあるオピオイド受容体に作用して腸の動きを強く抑え、腸液の分泌も減らすため、高い頻度で便秘を起こします。痛みの治療でモルヒネを使うときには、便秘の対策として下剤を一緒に使うことが多いほどです。したがって、便秘を最も生じやすい薬剤はモルヒネです。

ほかの肢は、いずれも便秘の治療に使われる下剤や浣腸の薬です。腸を刺激して動かすもの、腸の中に水分を引き寄せて便を軟らかくするもの、直腸に入れて排便を促すものがあり、便秘を起こすのではなく改善するために使われます。

オピオイドは便秘を起こす薬の代表、ほかの肢は便秘を治す側の薬、と2つの側に分けて覚えておくと見分けやすくなります。

ほかの選択肢はなぜ違うのか

出典:第59回 理学療法士国家試験 午後(厚生労働省)問86(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。

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