第61回 午前 問48
理学療法評価学
統合・解釈で誤っているの
評価における統合・解釈で誤っているのはどれか。
- 1症候障害学的に捉える。
- 2各検査結果の意味を考える。
- 3問題点の順序性を考慮する。
- 4検査項目間の関係性を考える。
- 5考察は検査結果を羅列するものである。
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✓ これが正解5考察は検査結果を羅列するものである。
解説
考察は検査結果を羅列するものではなく、意味づけるものです。
理学療法の評価では、いくつもの検査や測定の結果を集めたあと、それらを統合・解釈して、患者の問題点とその原因、優先して取り組むことを導き出します。統合・解釈は、検査結果を集めるだけの作業ではなく、結果どうしを結び付けて患者の全体像を描く過程です。
そのため、考察は検査結果をただ並べるものではありません。例えば、歩行が遅いという結果と、筋力や関節可動域、痛みの結果がどのように関係しているかを考え、なぜその動作の問題が起きているのかを説明します。そのうえで、どの問題から取り組むべきかの順序を考えます。ほかの肢は、症候から障害をとらえること、結果の意味や関係を考えること、問題の順序を考えることで、いずれも統合・解釈で行うべき内容です。
したがって、誤っているのは、考察は検査結果を羅列するものである、という記述です。統合・解釈は、並べることではなく、つなげて意味を考えること、と覚えておきましょう。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1症候障害学的に捉える。:症候障害学的に捉えるとは、現れている症状から、どのような機能障害や動作の障害が生じているかを整理して考えることです。統合・解釈の正しい進め方なので、誤りではありません。
- 2各検査結果の意味を考える。:各検査結果がその患者にとって何を意味するのかを考えることは、統合・解釈の基本です。数値をそのまま受け取るのではなく、生活や動作への影響を考える点で正しい記述です。
- 3問題点の順序性を考慮する。:複数の問題点があるとき、どれが原因でどれが結果か、どれから取り組むべきかを考えることは、治療計画を立てるうえで欠かせません。統合・解釈で行うべき正しい内容です。
- 4検査項目間の関係性を考える。:筋力と歩行能力のように、検査項目どうしの関係を考えることで、問題の原因がはっきりします。項目間の関係性を考えることは、統合・解釈の中心となる作業です。
出典:第61回 理学療法士国家試験 午前(厚生労働省)問48(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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