第61回 午前 問89
臨床医学
成人男性に好発するのはどれか。
- 1Ferinberg病
- 2Kienböck病
- 3Osgood-Schlatter病
- 4Perthes病
- 5Sever病
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✓ これが正解2Kienböck病
解説
Kienbock病は手を酷使する成人男性に好発します。
骨端症や骨壊死は、骨の一部に血液が届かなくなって骨が壊れる病気で、病名ごとに起こる部位と好発する年齢・性別が決まっています。この問は、その中で成人男性に好発するものを選ぶ問題です。
Kienbock病は、手首の手根骨の一つである月状骨に血液が届かなくなって壊死を起こし、つぶれていく病気です。大工仕事や重労働など、手をよく使う青壮年の男性に多いことが知られています。手首の痛みや腫れ、握る力の低下が主な症状です。ほかの肢は、成長期の子どもに起こる骨端症であるか、思春期の女子に多い病気です。
したがって、成人男性に好発するのはKienbock病です。骨端症の多くは成長期の子どもの病気で、成人の手を酷使する男性に多いのがKienbock病(月状骨)、と年齢と部位で整理しておきましょう。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1Ferinberg病:Ferinberg病(一般にはFreiberg病と表記されます)は、足の第2中足骨の骨頭に壊死が起こる骨端症で、思春期の女子に多くみられます。成人男性に好発する病気ではありません。
- 3Osgood-Schlatter病:Osgood-Schlatter病は、脛骨の上の方にある脛骨粗面が、大腿四頭筋に引っ張られて痛む骨端症です。スポーツをする成長期の男子に多くみられます。
- 4Perthes病:Perthes病は、大腿骨頭への血流が途絶えて骨頭が壊死する病気で、主に幼児から学童期の男児に起こります。成人に好発する病気ではありません。
- 5Sever病:Sever病は、かかとの骨(踵骨)の骨端にアキレス腱などの引っ張りが加わって痛む骨端症で、成長期の子どもに起こります。成人の病気ではありません。
出典:第61回 理学療法士国家試験 午前(厚生労働省)問89(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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