第61回 午後 問40
理学療法評価学
BBSで正しいの
BBSで正しいのはどれか。
- 116項目からなる。
- 21~4の4段階評価である。
- 3評価項目には4 m歩行時間が含まれる。
- 4評価項目にはタンデム立位保持が含まれる。
- 5転倒リスクを示すカットオフ値は56点である。
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✓ これが正解4評価項目にはタンデム立位保持が含まれる。
解説
BBSの評価項目にはタンデム立位保持が含まれます。
BBS(Berg Balance Scale)は、日常生活に近い14の動作課題でバランス能力を評価する尺度です。判断の軸は、項目の数、採点の段階、含まれる課題、満点と転倒リスクの目安です。
BBSの課題には、座位保持、立ち上がり、移乗、閉眼立位、閉脚立位、前方へのリーチ、床の物を拾う、振り返り、360度の方向転換、踏み台への足の載せ替え、片脚立位などがあり、その一つとして片足をもう一方の足の前に置いて立つタンデム立位(継ぎ足立位)の保持が含まれます。よってこの記述が正しいものです。
項目数は14で、16ではありません。各項目は0〜4点の5段階で採点するため、1〜4の4段階という記述も誤りです。歩行時間を測る項目はなく、4 m歩行時間は歩行速度の評価に使われる別の検査です。満点は14項目×4点で56点で、転倒リスクのカットオフ値として56点を用いることはなく、それより低い点数が目安として報告されています。14項目・0〜4点・満点56点、と数字をそろえて覚えると、項目数やカットオフの肢をすばやく見分けられます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 116項目からなる。:BBSは座位保持から片脚立位まで14の課題からなる尺度です。16項目ではありません。
- 21~4の4段階評価である。:各課題は、できない0点から安全に自立して行える4点までの5段階で採点されます。0点を含むので4段階ではありません。
- 3評価項目には4 m歩行時間が含まれる。:BBSの課題は立つ・移る・手を伸ばす・向きを変えるといった姿勢保持と動作で、歩いて時間を測る課題はありません。歩行時間は別の検査で測ります。
- 5転倒リスクを示すカットオフ値は56点である。:56点はBBSの満点で、すべての課題を完全にこなした状態です。転倒の危険を判断する目安は、これより低い点数で設定されています。
出典:第61回 理学療法士国家試験 午後(厚生労働省)問40(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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