データベース
この単元には 9問あります。くり返し出ているものから並べています。
データの矛盾を防ぐ仕組みと、ためたデータを生かす仕組み
データベースは、業務のデータを整理してためておき、複数の処理が同時に使っても矛盾が起きないように管理するしくみです。設計の表し方、同時利用の制御、記録の残し方、ためたデータの生かし方を扱います。
設計の入口では、管理したいものをエンティティとして洗い出し、その間の関わりをリレーションシップとして表します。これを図にしたものがE-R図で、表の形にする前から、何を管理しどう関わるのかを整理できます。
データベースの管理を受け持つのがDBMSです。ひとまとまりとして扱いたい一連の処理をトランザクションといい、全部を反映するか、まったく反映しないかにそろえます。同じデータを同時に扱うと、更新途中の値を別の処理が読むといった矛盾が起こり得るため、更新中のデータにロックを掛けて他を待たせます。これが排他制御です。
誰がいつどんな操作をしたかを残しておくのが監査ログです。狙いは、問題が起きたあとに記録をたどって何があったかを調べられるようにすることで、事前に止める仕組みではなく事後に追跡するための証拠です。
分析に生かす側にも器の階層があります。企業全体のデータを統合・整理して蓄えた倉庫がデータウェアハウス、そこから特定の分析目的に切り出して加工した小さな器がデータマート、加工せず生のままためておく置き場がデータレイクです。ためたものに統計学の手法などを当て、まだ気づかれていない傾向や規則を掘り出すのがデータマイニングです。
この単元で出た問題
- データベースの監査ログを取得する目的として,適切なものはどれか。2回出題
- DBMSにおいて,複数のトランザクション処理プログラムが同一データベースを同時に更新する場合,論理的な矛盾を生じさせないために用いる技法はどれか。
- E-R図に関する記述のうち,適切なものはどれか。
- データベースのトランザクションに関する記述のうち,適切なものはどれか。
- トランザクションT₁が更新中のデータを,トランザクションT₂が参照しようとしたとき,更新と参照の処理結果を矛盾させないようにするためのDBMSの機能はどれか。
- ビッグデータの活用例として,大量のデータから統計学的手法などを用いて新たな知識(傾向やパターン)を見つけ出すプロセスはどれか。
- 企業の様々な活動を介して得られた大量のデータを整理・統合して蓄積しておき,意思決定支援などに利用するものはどれか。
- 企業全体で使用するデータを統合・整理したデータウェアハウスから,特定の分析目的のためにデータを加工して構築したものはどれか。
正解と解説は演習画面で、解答したあとに表示されます。
年度から解く
この単元の問題は 9年度ぶんの試験から出ています。いちばん新しいのは令和7年度です。年度から選ぶと、回ごとにまとめて解けます。