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第37回 問題68

ソーシャルワークの基盤と専門職

アメリカにおける初期のセツルメントに関する次の記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。

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✓ これが正解2貧困を社会的・経済的な問題として捉えた。

解説

アメリカの初期のセツルメントは、貧困を社会的・経済的な問題と捉えました。

19世紀後半のイギリスとアメリカでは、貧困への民間の取組として、慈善組織協会(COS)とセツルメント運動の2つの流れが生まれました。両者は貧困の捉え方が対照的で、この違いを押さえることが判断の軸になります。

慈善組織協会は、救済の重複や漏れを防ぐために慈善活動を組織化し、友愛訪問を通じて個々の貧困者を調べて援助しました。その背景には、貧困の原因を個人の性格や生活習慣に求める見方がありました。これに対しセツルメント運動は、知識人や学生が貧困地域に住み込み、住民と生活を共にしながら教育や生活改善、社会改良に取り組んだ運動です。貧困を個人の問題ではなく、劣悪な労働条件や住環境などの社会的・経済的な問題として捉え、社会の仕組みの改善を求めました。したがって、貧困を社会的・経済的な問題として捉えたとする記述が最も適切です。

アメリカでは、1886年にニューヨークでネイバーフッド・ギルドが、1889年にシカゴでアダムス(Addams, J.)らによるハル・ハウスが開設されました。見分け方は、友愛訪問、施与ではなく友人を、援助に値する貧民の選別は慈善組織協会、住み込み、社会改良、貧困の社会的原因はセツルメント、と言葉で仕分けることです。

ほかの選択肢はなぜ違うのか

出典:第37回 社会福祉士国家試験(公益財団法人 社会福祉振興・試験センター)問題68。問題文と選択肢は原文のままです。解説は当サイト独自のもので、同センターとは関係ありません。

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