平成21年度 秋期 午前 問47
開発技術
次のテストで用いるテストケース設計法はどれか。
読み込んだデータが正しくないときにエラーメッセージを出力するかどうかをテストしたい。プログラム仕様書を基に,正しくないデータのクラスを識別し,その中から任意の一つのデータを代表として選びテストケースとする。
- ア原因結果グラフ
- イ限界値分析
- ウ同値分割
- エ分岐網羅
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✓ これが正解ウ同値分割
解説
同じ振る舞いをする集合から、代表を1つずつ選びます。
テストの数を絞り込むための考え方の一つが同値分割で、入力を、同じ振る舞いをする仲間ごとに区切り、その仲間の中から代表を1つ選んで試す、というものです。設問の場面では、正しくないデータの側を、いくつかの仲間に分けて、それぞれの仲間から代表を選ぶ、という手順を採っています。仲間の分け方は仕様書に沿って行い、代表を選んだあとは、その代表が仲間全体を映し取っているものとみなします。似た用途で並ぶ道具には、複数の原因の組合せから起きうる結果を表に落とし込むもの、境目の近くの値を狙って試すもの、条件の分岐をすべて通したかで測るもの、があります。四つの記述を、集合を区切って代表を選ぶ考え方か、他の考え方か、で分けて選び取ります。要点は、仲間分けと代表選び、の二つの手順が揃っている、という点にあります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア原因結果グラフ:起きうる原因の組合せから、どの結果に至るかを表に落とし込んで作る手法を挙げています。原因の組合せを列挙する話で、集合を区切って代表を選ぶ考え方とは別です。
- イ限界値分析:許される範囲の境目の近くを、あえて選んで試す手法を挙げています。境の際どい所を狙う話で、仲間分けをした上でその中から任意の代表を選ぶ話とは違います。
- エ分岐網羅:コードの中の分岐が、すべて通されたかを測る手法を挙げています。試したケースの後で通り道の広さを測る話で、事前にデータを仲間分けする発想とは層が違います。
この問題の用語
- テストケース何をどう試して、どうなれば合格かを一つずつ決めたものです。入力する値や操作の手順と、期待する結果を組にして書きます。
- 分析集めたデータを細かく分けて、何がどう関わっているかを読み取ること。量が増えるほど、扱う道具も考え方も変わります。
出典:平成21年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問47
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 春期 午前 問54:テスト密度に関する問題(テストケース)
- 令和4年度 秋期 午前 問49:テスト駆動開発に関する問題(テストケース)
- 令和4年度 秋期 午前 問48:命令網羅に関する問題(テストケース)
- 令和4年度 春期 午前 問47:判定条件網羅に関する問題(テストケース)
- 令和3年度 春期 午前 問48:最小のテストケース数(テストケース)
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