平成22年度 秋期 午前 問33
ネットワーク
LAN 間接続装置に関する記述のうち,適切なものはどれか。
- アゲートウェイは,OSI 基本参照モデルにおける第 1 〜 3 層だけのプロトコルを変換する。
- イブリッジは,IP アドレスを基にしてフレームを中継する。
- ウリピータは,同種のセグメント間で信号を増幅することによって伝送距離を延長する。
- エルータは,MAC アドレスを基にしてフレームを中継する。
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✓ これが正解ウリピータは,同種のセグメント間で信号を増幅することによって伝送距離を延長する。
解説
信号を増幅して伝送距離を延ばす装置です。
LAN 同士をつなぐ装置は、OSI 基本参照モデルのどの層で働くかによって役目が分かれます。判定の軸は、その装置が電気信号だけを見ているのか、機器そのもののアドレスを見ているのか、ネットワークの中での位置を見ているのかという一点です。先に装置と層の対応を書き出してしまえば、四つの記述を機械的に突き合わせられます。リピータは最も下の物理層の装置で、流れてきた信号を増幅し、形を整えて先へ送り出します。正解は、同じ種類の区間の間で信号を増幅することによって伝送できる距離を延ばすという記述です。中身をまったく見ないので、届け先ごとに選り分けることはできず、不要なものも含めてそのまま流します。物理的な規格がそろっていないとつなげない点も、この装置らしいところです。距離の制限を外すためだけの装置だと押さえると、アドレスを見る装置との違いがはっきりします。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アゲートウェイは,OSI 基本参照モデルに…:この装置が受け持つのは第 4 層より上で、プロトコルそのものを別のプロトコルへ変換します。第 1 層から第 3 層までに限ると書かれている点が、実際に担う範囲と食い違っています。
- イブリッジは,IP アドレスを基にしてフレ…:ブリッジが中継の手掛かりにするのは IP アドレスではなく、機器ごとに割り当てられた MAC アドレスです。もう一方の装置の記述と、見ているアドレスの種類が入れ替えてあります。
- エルータは,MAC アドレスを基にしてフレ…:ルータが見るのは MAC アドレスではなく IP アドレスです。二つの装置の記述が対にして取り違えてあるので、どちらか片方に気づけば両方をまとめて外せます。
この問題の用語
- LAN事務所や家庭など、限られた範囲の中で機器をつなぐネットワークです。離れた拠点どうしを結ぶWANとは、ルータを介して接続します。
- プロトコル通信するときの、決まりごとや手順のまとまりのことをいいます。送る側と受ける側が同じものに従うことで、やり取りが成り立ちます。
- ルータLAN同士やLANとWANをつなぎ、ネットワーク層で中継する機器です。宛先のIPアドレスを見て経路を選び、パケットを転送します。
出典:平成22年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問33
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 秋期 午前 問38:サイドチャネル攻撃に関する問題(LAN)
- 令和7年度 秋期 午前 問30:送信時間に関する問題(LAN)
- 令和7年度 春期 午前 問32:ネットワーク機器のアドレス(ルータ)
- 令和7年度 春期 午前 問31:選択されるネクストホップ(ルータ)
- 令和6年度 春期 午前 問34:SDNに関する問題(ルータ)
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