平成22年度 春期 午前 問37
ネットワーク
ルータの機能に関する記述
ルータの機能に関する記述として,適切なものはどれか。
- アLAN 同士や LAN と WAN を接続して,ネットワーク層での中継処理を行う。
- イデータ伝送媒体上の信号を物理層で増幅して中継する。
- ウデータリンク層でネットワーク同士を接続する。
- エ二つ以上の LAN を接続し,LAN 上の MAC アドレスを参照して,その参照結果を基にデータフレームをほかのセグメントに流すかどうかの判断を行う。
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✓ これが正解アLAN 同士や LAN と WAN を接続して,ネットワーク層での中継処理を行う。
解説
ルータはネットワーク層で中継する装置です。
つなぐ装置の問いは、どの層で働くかで一対一に決まります。ですから肢に書かれた層の名前か、何を見て判断するかという部分だけを拾えば、説明を最後まで読まなくても片づきます。下から並べると、信号をそのまま増幅して届かせるのが物理層の装置、あて先の機器を識別する番号を見て同じ区間の中で中継するのがデータリンク層の装置、そしてルータはその上のネットワーク層で働きます。ルータが見るのはインターネットで使われるアドレスで、それを手掛かりにどの方向へ送り出すかという経路を選びます。ですから正解は、複数のネットワークをつないでネットワーク層で中継処理を行うという記述です。何を見て判断するかが、そのまま層の番号になると覚えておくと、装置の名前を丸暗記せずに済みます。肢の長さは正しさとは関係がないので、短い記述を疑わないでください。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イデータ伝送媒体上の信号を物理層で増幅して…:伝送路を流れる信号を増幅して先へ送り出すだけの働きは、いちばん下の層で動くリピータのものです。あて先を見て判断する仕組みをもたないので、ルータの説明にはなりません。
- ウデータリンク層でネットワーク同士を接続す…:データリンク層でネットワーク同士をつなぐのはブリッジの働きです。ルータより一つ下の層で動く装置であり、設問が問うている装置とは担当する層が違います。
- エ二つ以上の LAN を接続し,LAN 上…:MAC アドレスを手掛かりにフレームを流すかどうか判断するのも、一つ下の層で動く装置の働きです。記述が長く具体的なので正しく見えますが、見ているアドレスの種類が違います。
この問題の用語
- ルータLAN同士やLANとWANをつなぎ、ネットワーク層で中継する機器です。宛先のIPアドレスを見て経路を選び、パケットを転送します。
- LAN事務所や家庭など、限られた範囲の中で機器をつなぐネットワークです。離れた拠点どうしを結ぶWANとは、ルータを介して接続します。
- WAN離れた場所にあるLAN同士を、通信事業者の回線でつなぐ広い範囲の網です。LANとWANの境目に置いてつなぐ機器がルータです。
- ネットワーク層相手のIPアドレスを見て、どの経路で届けるかを決める層です。ルータやIPsecがここで働き、アプリを見分けるポート番号は一つ上の層です。
出典:平成22年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問37
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 秋期 午前 問38:サイドチャネル攻撃に関する問題(LAN)
- 令和7年度 春期 午前 問32:ネットワーク機器のアドレス(ルータ)
- 令和6年度 春期 午前 問42:IPv6に関する問題(ネットワーク層)
- 令和5年度 春期 午前 問34:トランスポート層に位置するもの(ネットワーク層)
- 平成29年度 春期 午前 問33:WANに関する問題(WAN)
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