平成29年度 春期 午前 問33
ネットワーク
WANに関する問題
WAN を介して二つのノードをダイヤルアップ接続するときに使用されるプロトコルであり,リンク制御やエラー処理機能をもつものはどれか。
- アFTP
- イPPP
- ウSLIP
- エUDP
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✓ これが正解イPPP
解説
二点間を結び、制御と誤り検出を備えます。
設問は、WAN を介して二つのノードをダイヤルアップ接続するときに使用され、リンク制御やエラー処理の機能をもつプロトコルを選ばせています。条件は三つに割れます。一対一で結ぶこと、電話回線を呼び出してつなぐ使い方であること、そして回線を制御し誤りを扱えることです。三つとも満たすのが PPP です。名前の前半にある二つの同じ字は、点と点、つまり二地点間を表しており、設問が言う二つのノードという言い回しがそのまま語義になっています。中身は二つの部品で押さえられます。一方は回線をつなぐ、切る、品質を確かめるといった働きを受け持ち、これが条件の三つ目にあるリンク制御にあたります。もう一方は、その上で流す IP などの設定を決めます。加えて、つないできた相手が誰であるかを確かめる認証の手順を挟むことができ、フレームには誤りを見つけるための検査符号が付きます。エラー処理の側はここに対応します。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アFTP:FTP は、すでにつながっている回線の上でファイルをやり取りするための規約です。回線そのものを結んだり、品質を確かめたりする働きは受け持っていません。
- ウSLIP:SLIP は、同じく一対一の回線で使われてきた古い規約で、最有力の紛れです。ただし回線の制御も認証も誤りの検出も持たず、ただ IP を流すだけなので、条件の三つ目で落ちます。
- エUDP:UDP は、送る前に接続を確立せず、再送も順序の保証もしない規約です。速さと引き換えに確実さを捨てた設計なので、誤りを扱う機能をもつという条件とは正反対の位置にあります。
この問題の用語
- WAN離れた場所にあるLAN同士を、通信事業者の回線でつなぐ広い範囲の網です。LANとWANの境目に置いてつなぐ機器がルータです。
- プロトコル通信するときの、決まりごとや手順のまとまりのことをいいます。送る側と受ける側が同じものに従うことで、やり取りが成り立ちます。
- UDP届いたかを確かめず、速さを優先して送る通信の約束事です。TCPと同じくポート番号でアプリを見分け、音声や動画の配信に向きます。
出典:平成29年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問33
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 秋期 午前 問43:ポートスキャンに関する問題(UDP)
- 令和7年度 秋期 午前 問33:TCPに関する問題(UDP)
- 令和5年度 春期 午前 問34:トランスポート層に位置するもの(UDP)
- 令和4年度 秋期 午前 問34:コネクションレスに関する問題(UDP)
- 平成22年度 春期 午前 問37:ルータの機能に関する記述(WAN)
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