平成24年度 秋期 午前 問44
開発技術
UMLに関する問題
UML で用いる図のうち,オブジェクト間で送受信するメッセージによる相互作用が表せるものはどれか。
- アコンポーネント図
- イシーケンス図
- ウステートチャート図
- エユースケース図
答えと解説を見る
✓ これが正解イシーケンス図
解説
オブジェクト間のメッセージはシーケンス図です。
設問が置いた手掛かりは二つです。オブジェクトとオブジェクトの間であること、そしてやり取りされるのがメッセージであること。この二つを同時に描ける図は、UML の中で一つに絞られます。シーケンス図は、オブジェクトを横に並べ、そこから下へ生存線と呼ばれる縦の線を引きます。時間は上から下へ流れ、オブジェクトの間でやり取りされるメッセージは横向きの矢印で描かれますので、誰が誰に、どの順番で呼びかけたのかが一枚で読めます。UML の図を覚えるときは、まず構造を表す静的な図と、振る舞いを表す動的な図に分けておくと整理できます。静的な側にはクラス図や配置図が並び、動的な側にはユースケース図やアクティビティ図が並びます。残る三つは、オブジェクトどうしのやり取りを時間の並びとして描く図ではありません。それぞれの図が何を主役に据えているのかを、記述ごとに確かめてください。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アコンポーネント図:ソフトウェアの部品と、その部品どうしの依存関係を表す静的な図です。時間の流れも、呼び出しの往復も、描き込む場所がそもそも用意されていません。
- ウステートチャート図:一つのオブジェクトの内部で、状態がどう移り変わるかを表す図です。移り変わりの引き金は書かれますが、複数のオブジェクトの間の相互作用が主役ではありません。
- エユースケース図:利用者と、システムが提供する機能との関係を表す図です。要件を洗い出す段階で使うものなので、内部のオブジェクトそのものが図の上に登場しません。
出典:平成24年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問44
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)