平成26年度 秋期 午前 問33
ネットワーク
コネクションレスに関する問題
IP の上位階層のプロトコルとして,コネクションレスのデータグラム通信を実現し,信頼性のための確認応答や順序制御などの機能をもたないプロトコルはどれか。
- アICMP
- イPPP
- ウTCP
- エUDP
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✓ これが正解エUDP
解説
つながずに送り、届いたかを確かめない方式です。
設問には条件が三つ入っています。IP の上位階層であること、コネクションレスのデータグラム通信であること、確認応答や順序制御といった信頼性のための機能をもたないことです。三つを順に当てれば、一つずつ絞れます。まず階層で切ります。IP の上に乗って働くのはトランスポート層のもので、IP と並んで働くものや、IP より下で二点間をつなぐものはここで外れます。残るのは同じ階層に置かれる二つです。次に接続の有無で切ります。相手と手順を踏んでから送り出す方式ではなく、いきなり送り出す方式が求められています。最後の条件でも同じ答えに着きます。確認応答、順序制御、再送、流量制御は、いずれも信頼性を引き受ける側がもつ機能で、求められているのはそれらをもたない側だからです。よって UDP が当てはまります。速い代わりに届いたかどうかは分からないので、音声や映像、名前を引く問合せのように、一つ落ちても差し支えない通信に向きます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アICMP:ICMP は IP と同じ階層で働き、途中で異常が起きたことを知らせる補助の役目を担います。IP の上に乗る形ではないため、階層を問う一つ目の条件の時点で外れます。
- イPPP:PPP は二点の間を結ぶための取り決めで、IP よりも下の階層に位置します。上に乗るものを探している設問とは、階層の上下がちょうど逆を向いています。
- ウTCP:TCP は階層の条件を満たしますが、送り始める前に相手と三回のやり取りをしてコネクションを確立する方式です。確認応答や順序制御も備えているため、もたないという条件に正面から反します。
この問題の用語
- UDP届いたかを確かめず、速さを優先して送る通信の約束事です。TCPと同じくポート番号でアプリを見分け、音声や動画の配信に向きます。
- TCP相手に届いたかを確かめながら送る、信頼性を重んじた通信の約束事です。ポート番号でアプリを見分け、届かない分は送り直します。
- プロトコル通信するときの、決まりごとや手順のまとまりのことをいいます。送る側と受ける側が同じものに従うことで、やり取りが成り立ちます。
- 信頼性意図した動きと実際の結果が食い違わない度合い。情報セキュリティでは一貫しているという特性、機器ではRASISのRとして壊れにくさを指します。
出典:平成26年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問33
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 秋期 午前 問43:ポートスキャンに関する問題(UDP)
- 令和7年度 秋期 午前 問34:ループに関する問題(TCP)
- 令和7年度 秋期 午前 問33:TCPに関する問題(UDP)
- 令和7年度 春期 午前 問33:ウェルノウンポートに関する問題(TCP)
- 令和5年度 春期 午前 問34:トランスポート層に位置するもの(UDP)
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