平成30年度 秋期 午前 問45
セキュリティ
WPA2に関する問題
無線 LAN のセキュリティプロトコル,暗号アルゴリズム,暗号鍵の鍵長の組合せのうち,適切なものはどれか。
〔表〕4 肢の組合せ表
セキュリティプロトコル 暗号アルゴリズム 暗号鍵の鍵長
ア WPA(TKIP) AES 128,192又は256ビット
イ WPA(TKIP) RC4 64ビット
ウ WPA2(CCMP) AES 128ビット
エ WPA2(CCMP) RC4 64ビット- アセキュリティプロトコル = WPA(TKIP)/暗号アルゴリズム = AES /暗号鍵の鍵長 = 128,192又は256ビット
- イセキュリティプロトコル = WPA(TKIP)/暗号アルゴリズム = RC4 /暗号鍵の鍵長 = 64ビット
- ウセキュリティプロトコル = WPA2(CCMP)/暗号アルゴリズム = AES /暗号鍵の鍵長 = 128ビット
- エセキュリティプロトコル = WPA2(CCMP)/暗号アルゴリズム = RC4 /暗号鍵の鍵長 = 64ビット
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✓ これが正解ウセキュリティプロトコル = WPA2(CCMP)/暗号アルゴリズム = AES /暗号鍵の鍵長 = 128ビット
解説
WPA2はCCMPでAESを使い鍵長は128ビットです。
無線LANの取り決めと、その中で使う暗号方式、鍵の長さの組合せを選ぶ問いです。欄が三つ並んでいるように見えますが、独立に選べるのは実はひとつだけです。取り決めを選べば暗号方式が決まり、暗号方式が決まれば鍵の長さの候補も決まるからです。世代の順に三行で並べると筋が通ります。最初の世代はRC4を使い、初期化ベクトルが短いことなどから早い時期に破られました。次の世代はTKIPを使いますが、その内側はRC4のままで、鍵を頻繁に入れ替えて延命した、つなぎの位置づけです。本命のWPA2はCCMPを使い、その内側はAESで、鍵の長さは128ビットです。括弧の中に書かれた名前が、そのまま内側の暗号方式を決めていると覚えておくと外しません。この対応を表の四行に当てていくと、三つの欄がすべて合う行はひとつだけになります。見分けの軸は二つあります。括弧に書かれた名前と暗号方式が対応しているかということと、鍵の長さがその暗号方式の取り得る値かということです。組合せを問う形では、一つの欄だけが正しい行がもっとも危ないので、必ず三欄とも当て直します。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アセキュリティプロトコル = WPA(TK…:括弧に書かれた名前と暗号方式が対応していません。TKIPの内側はRC4なので、AESとは組みになりません。鍵の長さの欄だけはAESが実際に取り得る値が並んでおり、一欄だけ正しい行として最も危ないところです。
- イセキュリティプロトコル = WPA(TK…:取り決めと暗号方式の対応はここまでは合っていますが、最後の欄で破れています。TKIPが扱う鍵の長さは128ビットで、64ビットという段は用意されていないため、三欄すべてが合う行にはなりません。
- エセキュリティプロトコル = WPA2(C…:名前と暗号方式が対応していないうえ、鍵の長さも合っていません。CCMPの内側はAESなので、RC4とは組みになりませんし、64ビットという値もこの世代の取り決めには現れないため、二欄で破れています。
この問題の用語
- WPA2無線LANの通信を暗号化して守るための方式のひとつです。古いWEPより強く、事前共有鍵を十分に長くして使います。
- AES暗号化と復号に同じ鍵を使う共通鍵暗号の方式で、決まった長さごとに区切って処理します。処理が速く、通信やデータ本体の暗号化に使われます。
- LAN事務所や家庭など、限られた範囲の中で機器をつなぐネットワークです。離れた拠点どうしを結ぶWANとは、ルータを介して接続します。
- プロトコル通信するときの、決まりごとや手順のまとまりのことをいいます。送る側と受ける側が同じものに従うことで、やり取りが成り立ちます。
- 暗号アルゴリズム暗号にするときの、決まった計算の手順のことをいいます。計算機の性能が上がると鍵を推定され、安全性が下がっていきます。
出典:平成30年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問45(改変:原典の図表をテキストに書き起こした)
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 秋期 午前 問38:サイドチャネル攻撃に関する問題(LAN)
- 令和4年度 秋期 午前 問37:サイドチャネル攻撃に該当するもの(暗号アルゴリズム)
- 令和2年度 10月 午前 問42(AES)
- 令和元年度 秋期 午前 問39:WPA2-PSKの機能(WPA2)
- 平成27年度 秋期 午前 問40:公開鍵暗号方式の暗号アルゴリズム(暗号アルゴリズム)
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