平成31年度 春期 午前 問48
開発技術
オペレーティングシステムの更新によって,既存のアプリケーションソフトウェアが正常に動作しなくなることが判明したので,正常に動作するように修正した。この保守を何と呼ぶか。
- ア完全化保守
- イ是正保守
- ウ適応保守
- エ予防保守
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✓ これが正解ウ適応保守
解説
動作環境の変化に合わせて手を入れる保守のことです。
ソフトウェアの保守は、なぜ手を入れるのかによっていくつかに区分されます。設問の場面は、アプリケーションそのものに欠陥があったわけではなく、下敷きになる基本ソフトウェアの側が更新されたことで、動作が噛み合わなくなったところに手を入れています。ここで狙いになっているのは、変化した環境に合わせて動くように調整することであり、外の環境の変化への追従を目的とした保守がこの区分に当てはまります。名称は適応保守と呼ばれます。似た区分に、既知の欠陥を直す是正保守、性能や保守性そのものを高める完全化保守、将来起こりうる欠陥を先んじて塞ぐ予防保守がありますが、設問の場面はいずれの目的にも直接あたりません。正解の肢は、この環境変化への追従を担う保守の呼称です。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア完全化保守:完全化保守だと述べています。これは性能や保守性そのものの改善を狙う手入れで、環境の変化に合わせるという場面の目的とは向きが違います。
- イ是正保守:是正保守だと述べています。これは既に見つかっている欠陥を取り除くための手入れで、外の環境が変わったことに合わせる場面には当てはまりません。
- エ予防保守:予防保守だと述べています。これは将来生じうる欠陥を先回りして塞ぐための手入れで、すでに動かなくなっている状況に合わせて直すという場面とは狙いが違います。
この問題の用語
- アプリケーションソフトウェア利用者の目的に直接こたえるソフトウェアで、表計算や会計、業務用の専用ソフトなどがあたります。機器そのものを動かす基本ソフトウェアの上で動きます。
- 保守動いているシステムを使い続けられるように、点検や修正、更新を続ける作業です。障害の修正だけでなく、環境の変化に合わせた手直しも含みます。
出典:平成31年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問48
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