平成31年度 春期 午前 問49
プロジェクトマネジメント
バーンダウンチャートに関する問題
アジャイル開発におけるプラクティスの一つであるバーンダウンチャートはどれか。ここで,図中の破線は予定又は予想を,実線は実績を表す。
ア 縦軸=残作業量 / 横軸=時間
破線(予定)は左上から右下へ一直線に減って 0 になる。
実線(実績)は途中まで破線より上をゆるやかに下り,後半で折れて破線と同じ点で 0 になる。
イ 縦軸=発生不具合数 / 横軸=時間
破線・実線とも【浴槽型】=初めに急減し,中央で低く平ら,終わりに急増する。実線が破線より上。
ウ 縦軸=累積バグ数 / 横軸=時間
破線・実線とも【S字】=原点から立ち上がり,右で頭打ちになる。破線が実線より上。
エ 縦軸=要員数 / 横軸=時間
破線・実線とも【階段状】=段々に増えて,後半で段々に減る。- ア(上記 ア のグラフ)
- イ(上記 イ のグラフ)
- ウ(上記 ウ のグラフ)
- エ(上記 エ のグラフ)
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✓ これが正解ア(上記 ア のグラフ)
解説
縦軸に残作業量、横軸に時間を取り、右下がりで減らす図です。
バーンダウンチャートは、反復開発の期間の中で【残っている作業がどれくらいあるか】を、時間の経過とともに追いかける図です。縦軸には残作業量、横軸には時間を取り、期間の終わりに向かって値が右下がりで 0 に近づくのが基本の形になります。図の上には、予定の減り方と実績の減り方の二本を重ねて描きます。予定は、期間を通じて一定の速さで作業を消化していく想定として直線で置くのが典型で、実績はそこに対しての進み具合を折れ線として重ねて示します。実績が予定より上に離れていれば作業が予定より残っている状態、下に潜っていれば予定より早く減らせている状態、と読み取ることができます。設問の四つの図のうち、この縦横の割り当てと右下がりの形の組合せに一致する図が、この用語の名にふさわしい形です。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イ(上記 イ のグラフ):縦軸に発生した不具合の数、横軸に時間を取り、初めと終わりが高く、途中で低くなる浴槽型の曲線を描く図だと述べています。これは故障の起こりやすさの時間変化を示す図で、残作業量を追いかける図とは目的も形も違います。
- ウ(上記 ウ のグラフ):縦軸に累積のバグの数、横軸に時間を取り、原点から立ち上がって右で頭打ちになるS字型の曲線を描く図だと述べています。これはテスト工程で見つかったバグが積み上がっていく様子を示す図で、残作業量が右下がりで減る図の説明にはあたりません。
- エ(上記 エ のグラフ):縦軸に要員の数、横軸に時間を取り、段々に増えてから段々に減っていく階段状の形になる図だと述べています。これは投入する人員の推移を示す図で、残作業量そのものを追いかける図とは示す量が違います。
この問題の用語
- 作業工程を組み立てる、一つひとつの仕事の単位のことです。開始と終了、所要日数をもち、順序をつないで全体の日程を作ります。
出典:平成31年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問49
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