令和元年度 秋期 午前 問18
ソフトウェア
ページングに関する問題
ページング方式の仮想記憶において,主記憶に存在しないページをアクセスした場合の処理や状態の順番として,適切なものはどれか。ここで,現在主記憶には,空きページはないものとする。
- ア置換え対象ページの決定 → ページイン → ページフォールト → ページアウト
- イ置換え対象ページの決定 → ページフォールト → ページアウト → ページイン
- ウページフォールト → 置換え対象ページの決定 → ページアウト → ページイン
- エページフォールト → 置換え対象ページの決定 → ページイン → ページアウト
答えと解説を見る
✓ これが正解ウページフォールト → 置換え対象ページの決定 → ページアウト → ページイン
解説
無いと知らせてから、追い出し、書き戻し、読み込みます。
仮想記憶では、必要な部分だけを主記憶に置き、残りは補助記憶に預けておきます。求めたページが主記憶に無いと、まず割込みが起きて、無かったことが知らされます。これがページフォールトです。空きが無いので、次にどのページを追い出すかを決めます。最後に使われた時期や使われた回数をもとに選ぶ方式が知られています。決まったら、そのページの内容を補助記憶へ書き戻します。これがページアウトです。空いた場所へ求めたページを読み込むのがページインで、ここでようやく止まっていた処理が再開します。ページの大きさや、追い出す相手をどう選ぶかによって、待たされる回数は大きく変わります。この四つの並びは、どれか一つでも入れ替わると成り立ちません。入れ替えが続けて起きる状態はスラッシングと呼ばれ、性能が大きく落ちます。空きが無い前提が効きます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア置換え対象ページの決定 → ページイン …:追い出すページを決めるところから始まっていますが、その前に無いことを知らせる割込みが起きます。さらに読み込みと書き戻しの順も逆で、空きを作る前に読み込む形です。二か所で並びが入れ替わっています。起点も順も違います。
- イ置換え対象ページの決定 → ページフォー…:決めてから割込みが起きる順になっています。無いと分かったから決めるのであって、決めてから気づくわけではありません。きっかけと後始末の順序が入れ替わっています。決める理由は、無いと知らされたことにあります。
- エページフォールト → 置換え対象ページの…:きっかけと決定までは合っていますが、読み込みと書き戻しが逆です。空きが無い状態で先に読み込もうとすると、置く場所が用意できません。先に追い出してから読み込みます。置き場所の確保が先に来る条件です。空きが無いと書かれています。
出典:令和元年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問18
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)