令和3年度 春期 午前 問42
セキュリティ
JPCERT コーディネーションセンターの説明はどれか。
- ア産業標準化法に基づいて経済産業省に設置されている審議会であり,産業標準化全般に関する調査・審議を行っている。
- イ電子政府推奨暗号の安全性を評価・監視し,暗号技術の適切な実装法・運用法を調査・検討するプロジェクトであり,総務省及び経済産業省が共同で運営する暗号技術検討会などで構成される。
- ウ特定の政府機関や企業から独立した組織であり,国内のコンピュータセキュリティインシデントに関する報告の受付,対応の支援,発生状況の把握,手口の分析,再発防止策の検討や助言を行っている。
- エ内閣官房に設置され,我が国をサイバー攻撃から防衛するための司令塔機能を担う組織である。
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✓ これが正解ウ特定の政府機関や企業から独立した組織であり,国内のコンピュータセキュリティインシデントに関する報告の受付,対応の支援,発生状況の把握,手口の分析,再発防止策の検討や助言を行っている。
解説
独立した立場で国内の報告を受ける組織です。
設問は、名前の挙がった組織の説明を四通りの中から選ばせています。ですから見分けの軸は、その組織がどこに属しているかと、何をしているか、という二点だけです。正解の記述は、特定の政府機関や企業から独立した組織であるとしたうえで、国内のコンピュータセキュリティインシデントに関する報告の受付、対応の支援、発生状況の把握、手口の分析、再発防止策の検討や助言を挙げています。どこにも属さない中立の立場だからこそ、官民や業種をまたいで報告を集められ、集めた手口を分析して同じ被害が広がらないように配ることができます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア産業標準化法に基づいて経済産業省に設置さ…:産業標準化法に基づいて経済産業省に設置されている審議会であり、産業標準化全般に関する調査・審議を行っているという記述です。省庁の中に置かれた組織であり、扱う対象も規格づくりの側にあります。
- イ電子政府推奨暗号の安全性を評価・監視し,…:電子政府推奨暗号の安全性を評価・監視し、暗号技術の適切な実装法・運用法を調査・検討するプロジェクトであるという記述です。二つの省が共同で運営する枠組みで、扱うのは暗号技術の評価に絞られています。
- エ内閣官房に設置され,我が国をサイバー攻撃…:内閣官房に設置され、我が国をサイバー攻撃から防衛するための司令塔機能を担う組織であるという記述です。政府の中枢に置かれており、どこにも属さないという条件に当てはまりません。
この問題の用語
- コーディネーションセンターCSIRT同士の情報連携と調整を担う分類の一つのことです。サービスの対象は自社の利用者ではなく、ほかのCSIRTになります。
- 監視機器や利用者の動きを継続して見て、記録に残しておくこと。稼働状況や性能を見張り、異常に早く気づいて対応するために行います。
- プロジェクトある目的のために期間を決めて行う、一回限りの活動。決算処理のように同じ手順を繰り返す定常業務とは区別されます。
- 組織目的を果たすために、人が役割を分けて集まったまとまりのことです。分け方には機能別、事業部制、マトリックスなどの形があります。
- セキュリティインシデント「インシデント」を、情報の安全に関わるものだとはっきりさせて言うときの呼び方。単なる出来事との線引きは、決めた条件で行います。
- 分析集めたデータを細かく分けて、何がどう関わっているかを読み取ること。量が増えるほど、扱う道具も考え方も変わります。
出典:令和3年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問42
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 秋期 午前 問40:PSIRTが対応するもの(セキュリティインシデント)
- 令和5年度 秋期 午前 問39:CSIRTに関する問題(コーディネーションセンター)
- 令和4年度 秋期 午前 問40:JVNの目的(コーディネーションセンター)
- 令和4年度 秋期 午前 問39:インシデントに関する問題(コーディネーションセンター)
- 平成27年度 春期 午前 問40:JPCERT/CCの説明(セキュリティインシデント)
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