令和4年度 秋期 午前 問14
システム構成要素
アベイラビリティ(稼働率)
あるシステムにおいて,MTBF と MTTR がともに 1.5 倍になったとき,アベイラビリティ(稼働率)は何倍になるか。
- ア2/3
- イ1.5
- ウ2.25
- エ変わらない
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✓ これが正解エ変わらない
解説
分子と分母が同じ倍率で伸びるので変わりません。
設問は、MTBF と MTTR がともに 1.5 倍になったとき、稼働率が何倍になるかを問うています。軸になるのは、稼働率が時間の長さではなく割合だという点です。稼働率は、平均故障間隔を、平均故障間隔と平均修復時間の和で割った値として表せます。両方を 1.5 倍にすると、分子は 1.5 倍になり、分母も和の全体が 1.5 倍になります。共通の倍率は約分で消えるため、値は元のままです。数で確かめると、100 時間と 10 時間の組では 100 を 110 で割って約 0.909、150 時間と 15 時間の組では 150 を 165 で割って同じく約 0.909 になります。壊れにくくなった分と、直すのに時間がかかるようになった分が、ちょうど釣り合う形です。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア2/3:1 を 1.5 で割った値で、修復に要する時間が伸びたことだけを見た形です。故障までの間隔も同じだけ伸びている以上、この向きに小さくなることはありません。
- イ1.5:故障までの間隔が伸びた倍率を、そのまま答えにした形です。直すのに要する時間も同じ倍率で伸びており、その分が打ち消し合うので、この値にはなりません。
- ウ2.25:2 つの倍率を掛け合わせた形です。求めたい量は 2 つの時間の比で決まるものなので、それぞれの伸び方を掛けて得られる値ではありません。
この問題の用語
- MTBF平均故障間隔。故障から次の故障までが平均どれくらい持つかを表し、長いほど壊れにくく可用性が上がります。
- MTTR平均修復時間。実際に起きた故障を平均した実績値で、あらかじめ決めておく復旧目標のRTOとは別ものです。
- 稼働率使える状態だった時間が、全体のどれだけを占めるかを表す割合。約束した水準を守れたかどうかの物差しになります。
出典:令和4年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問14
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 秋期 午前 問13:稼働率に関する問題(MTTR)
- 令和7年度 春期 午前 問13:稼働率の関係を示したグラフ(稼働率)
- 令和7年度 春期 午前 問12:稼働率に関する問題(MTBF)
- 令和5年度 秋期 午前 問15:稼働率に関する問題(MTTR)
- 令和4年度 春期 午前 問14:MTTRを短くするのに役立つもの(MTBF)
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