令和4年度 秋期 午前 問22
コンピュータ構成要素
フラッシュメモリの特徴
フラッシュメモリの特徴として,適切なものはどれか。
- ア書込み回数は無制限である。
- イ書込み時は回路基板から外して,専用の ROM ライターで書き込まなければならない。
- ウ定期的にリフレッシュしないと,データが失われる。
- エデータ書換え時には,あらかじめ前のデータを消去してから書込みを行う。
答えと解説を見る
✓ これが正解エデータ書換え時には,あらかじめ前のデータを消去してから書込みを行う。
解説
書き換える前に消す手順が必要です。
設問は、フラッシュメモリの特徴として適切なものを選ばせています。軸になるのは、この記憶素子が電荷をどう出し入れするかという構造です。フラッシュメモリのセルは、電子を閉じ込めることで値を保っています。電子を入れる書込みは小さな単位で行えますが、抜き取る消去はブロックと呼ばれる大きなまとまりでしかできない造りになっています。そのため、すでに値の入っている場所を書き換えるには、まずそのブロックを消去し、それから改めて書き込むという二段の手順を踏むことになります。正解は、データ書換え時にあらかじめ前のデータを消去してから書込みを行うという記述です。書込みの単位より消去の単位が大きいというこの偏りが、記憶装置の寿命の管理や書込み位置をならす工夫を生んでいます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア書込み回数は無制限である。:消去のたびに絶縁膜が傷むため、書換えの回数には上限があります。製品の仕様にも総書込み量という寿命の目安が示されており、限りがないとは言えません。
- イ書込み時は回路基板から外して,専用の R…:基板から取り外して専用の装置にかけるのは、より古い読出し専用の記憶素子のやり方です。この素子の値打ちは、機器に載せたまま内容を更新できる点にあります。
- ウ定期的にリフレッシュしないと,データが失…:一定の周期で内容を書き直さないと失われるのは、電源を切ると内容が消える主記憶用の素子の性質です。この素子は電源を落としても内容を保ち続けます。
出典:令和4年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問22
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)