令和5年度 春期 午前 問20
システム構成要素
プラットフォームを提供するOSS
コンテナ型仮想化の環境であって,アプリケーションソフトウェアの構築,実行,管理を行うためのプラットフォームを提供する OSS はどれか。
- アDocker
- イKVM
- ウQEMU
- エXen
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✓ これが正解アDocker
解説
カーネルを共有するコンテナの基盤が答えです。
設問は、コンテナ型仮想化の環境であって、アプリケーションソフトウェアの構築、実行、管理を行うためのプラットフォームを提供するOSSを四つから選ばせています。見分けの軸は、挙げられた名前がコンテナ型とハイパーバイザ型のどちらの方式にあたるか、という一点です。コンテナ型はホストのOSのカーネルを共有し、アプリケーションと必要な部品だけを箱に詰める方式で、起動が速く一台に多く載せられます。これに対してハイパーバイザ型は仮想のハードウェアを作り、ゲストのOSを丸ごと動かす方式で、別の種類のOSも動かせる代わりに重くなります。四つのうちコンテナ型にあたるのはDockerです。実行に必要な一式を固めたイメージを作って配り、どこでも同じように動かす仕組みを備えています。多数のコンテナの配置や増減を束ねるKubernetesと一緒に問われることも多い語です。四つのうち三つが同じ系統なら残る一つが答え、という当たりの付け方もできますが、それは手掛かりであって根拠ではないので、方式の定義で確かめます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イKVM:KVM です。Linuxのカーネルに組み込まれたハイパーバイザで、仮想のハードウェアの上でゲストのOSを丸ごと動かします。カーネルを共有して箱に詰める方式の基盤ではありません。
- ウQEMU:QEMU です。ハードウェアそのものをエミュレートする仕組みで、別の系統のCPU向けの実行もできます。仮想マシンを動かす側の道具であり、コンテナを作って配る基盤にはあたりません。
- エXen:Xen です。ハイパーバイザ型の仮想化基盤で、ホストのOSの下に入って複数のOSを同時に動かします。これもゲストのOSを丸ごと抱える方式なので、分け方の層が問われている環境とは違います。
この問題の用語
- アプリケーションソフトウェア利用者の目的に直接こたえるソフトウェアで、表計算や会計、業務用の専用ソフトなどがあたります。機器そのものを動かす基本ソフトウェアの上で動きます。
出典:令和5年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問20
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