令和5年度 春期 午前 問15
システム構成要素
コンピュータシステムの信頼性を高める技術に関する記述として,適切なものはどれか。
- アフェールセーフは,構成部品の信頼性を高めて,故障が起きないようにする技術である。
- イフェールソフトは,ソフトウェアに起因するシステムフォールトに対処するための技術である。
- ウフォールトアボイダンスは,構成部品に故障が発生しても運用を継続できるようにする技術である。
- エフォールトトレランスは,システムを構成する重要部品を多重化して,故障に備える技術である。
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✓ これが正解エフォールトトレランスは,システムを構成する重要部品を多重化して,故障に備える技術である。
解説
多重化して故障に備える語が答えです。
設問は、コンピュータシステムの信頼性を高める技術に関する記述として適切なものを四つから選ばせています。見分けの軸は、その語が故障そのものを起こさせない側の構えなのか、故障が起きたあとどうするかの側の構えなのか、という一点です。出てくる語を先に並べると、フォールトアボイダンスは部品の質を上げて故障そのものを避ける構え、フォールトトレランスは故障が起きても動き続ける構え、フェールセーフは故障したときに安全な側へ倒す構え、フェールソフトは機能を落としてでも動かし続ける構えです。この整理に照らすと、システムを構成する重要部品を多重化して故障に備えると述べた記述が、フォールトトレランスの定義そのものにあたります。ディスクの多重化や電源の二重化、系を丸ごと二つ持つ構成が、いずれもその実例です。故障を表す語に続く形なら故障そのものへの構え、故障した瞬間を表す語に続く形ならどちらへ倒すかの話、と読み分けられます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アフェールセーフは,構成部品の信頼性を高め…:フェールセーフを、構成部品の信頼性を高めて故障が起きないようにする技術だと述べています。それは故障そのものを避ける側の語の定義であり、安全な側へ倒す構えは故障が起きたあとの話にあたります。
- イフェールソフトは,ソフトウェアに起因する…:フェールソフトを、ソフトウェアに起因するシステムフォールトに対処するための技術だと述べています。後半の語が指すのはソフトウェアではなく、やわらかく、つまり機能を落としてという意味です。
- ウフォールトアボイダンスは,構成部品に故障…:フォールトアボイダンスを、構成部品に故障が発生しても運用を継続できるようにする技術だと述べています。それは故障に耐える側の語の定義で、避けるという意味を持つこの語は起きる前の構えです。
この問題の用語
- フェールセーフ故障しても危険が生じないように、安全な側へ倒しておく設計です。誤った操作そのものをできなくする考え方とは区別されます。
- 信頼性意図した動きと実際の結果が食い違わない度合い。情報セキュリティでは一貫しているという特性、機器ではRASISのRとして壊れにくさを指します。
出典:令和5年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問15
同じ用語が出る問題
- 令和6年度 春期 午前 問12(フェールセーフ)
- 令和元年度 秋期 午前 問16(フェールセーフ)
- 平成31年度 春期 午前 問47:フェールセーフに関する問題(フェールセーフ)
- 平成30年度 秋期 午前 問48(フェールセーフ)
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