平成27年度 春期 午前Ⅱ 問20
情報セキュリティ
AESにおける鍵長の条件
米国NISTが制定した,AESにおける鍵長の条件はどれか。
- ア128ビット,192ビット,256ビットから選択する。
- イ256ビット未満で任意に指定する。
- ウ暗号化処理単位のブロック長よりも32ビット長くする。
- エ暗号化処理単位のブロック長よりも32ビット短くする。
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✓ これが正解ア128ビット,192ビット,256ビットから選択する。
解説
AESの鍵長は128、192、256ビットの三つから選びます。
AESは、米国NISTが標準として定めた共通鍵暗号方式で、データを128ビットのブロック単位で暗号化します。鍵の長さは128ビット、192ビット、256ビットの3種類が定められており、利用する側はこの中から選びます。鍵が長いほど、総当たりで鍵を探す手間が大きくなり、その分だけ暗号化の処理の段数も増えます。この問いでは、鍵長が決まった三つの値から選ぶ方式か、任意の長さや計算で決まる長さかを見分けます。ブロック長は128ビットで固定、鍵長は128・192・256の3種類と、二つの長さを分けて覚えると混同しません。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イ256ビット未満で任意に指定する。:AESの鍵長は決められた三つの値のいずれかであり、256ビット未満の範囲で利用者が自由に決めるものではありません。256ビットは選べる値に含まれるので、未満とする範囲の示し方も合いません。
- ウ暗号化処理単位のブロック長よりも32ビッ…:AESのブロック長は128ビットなので、それより32ビット長い鍵は160ビットになります。160ビットはAESで選べる鍵長に含まれず、鍵長をブロック長から計算して決める方式でもありません。
- エ暗号化処理単位のブロック長よりも32ビッ…:ブロック長128ビットより32ビット短い鍵は96ビットになり、AESで選べる鍵長のどれにも当たりません。鍵長はブロック長との差で決めるものではなく、定められた値から選びます。
この問題の用語
- AES暗号化と復号に同じ鍵を使う共通鍵暗号の方式で、決まった長さごとに区切って処理します。処理が速く、通信やデータ本体の暗号化に使われます。
- 暗号化内容を鍵がなければ読めない形に変換すること。通信の経路だけでは守りきれない場合があるので、ファイル自体にも施します。
出典:平成27年度 春期 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅱ 問20
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 秋期 午前Ⅱ 問19(暗号化)
- 令和6年度 秋期 午前Ⅱ 問21:ブロックチェーンに関する記述(暗号化)
- 令和5年度 秋期 午前Ⅱ 問21:エクスプロイトコードに関する問題(暗号化)
- 令和4年度 秋期 午前Ⅱ 問19:AESにおける鍵長の条件(AES)
- 平成31年度 春期 午前Ⅱ 問20:公開鍵暗号方式を用いるもの(AES)
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