第40回 午前 問4
社会・環境と健康
患者調査に関する問題
患者調査および国民生活基礎調査に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
- 1いずれも3年に1回行われる。
- 2患者調査では、自覚症状のある人の割合が示される。
- 3患者調査では、受診しない人が多い疾病の患者数は、実際よりも多く見積もられる。
- 4患者調査では、介護が必要となった原因を把握できる。
- 5国民生活基礎調査の健康票では、自己申告による傷病名が把握される。
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✓ これが正解5国民生活基礎調査の健康票では、自己申告による傷病名が把握される。
解説
国民生活基礎調査の健康票では、自己申告の傷病名が把握されます。
患者調査は、医療施設を利用した患者を対象に、医療施設側が記入する調査で、3年に1回行われます。病院・診療所を受診した患者について、傷病名や受療の状況を把握するものです。国民生活基礎調査は、世帯と世帯員を対象に、3年ごとに大規模調査、その間の年は簡易調査が行われ、健康票や介護票などで、本人や世帯の回答をもとに情報を集めます。
記述を見ていくと、国民生活基礎調査は毎年実施されているので、両方とも3年に1回という記述は当てはまりません。自覚症状のある人の割合(有訴者率)や、介護が必要となった原因は、国民生活基礎調査で把握される項目です。患者調査は受診した人しか数えないので、受診しない人が多い疾病の患者数は実際より少なく見積もられます。国民生活基礎調査の健康票では、通院している傷病などを世帯員本人が回答するので、自己申告による傷病名が把握されます。
患者調査は施設が答える受療の統計、国民生活基礎調査は世帯が答える自己申告の統計と、回答者の違いで区別すると整理しやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1いずれも3年に1回行われる。:患者調査は3年に1回ですが、国民生活基礎調査は大規模調査が3年ごと、その中間の年にも簡易調査が行われており、毎年実施されています。両方とも3年周期という部分が誤りです。
- 2患者調査では、自覚症状のある人の割合が示される。:自覚症状のある人の割合である有訴者率は、世帯員本人の回答を集める国民生活基礎調査の健康票から得られる指標です。医療施設が記入する患者調査からは得られません。
- 3患者調査では、受診しない人が多い疾病の患者数は、実際よりも多く見積もられる。:患者調査が数えるのは調査日に医療施設を受診した患者だけです。受診しない人が多い疾病では、数えられない患者が多くなるので、実際より少なく見積もられることになります。
- 4患者調査では、介護が必要となった原因を把握できる。:介護が必要となった主な原因は、国民生活基礎調査の介護票で把握される項目です。医療施設の受療状況を調べる患者調査では、介護の原因は調査していません。
出典:第40回 管理栄養士国家試験 午前(厚生労働省)問4(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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