第40回 午後 問136
臨床栄養学
嚥下調整食分類2021の問題
嚥下内視鏡検査の結果、嚥下障害と診断された患者である。日本摂食嚥下リハビリテーション学会の嚥下調整食分類2021のコード2─2(嚥下調整食2─2)を適用することになった。この患者に適している食品として、最も適当なのはどれか。1つ選べ。
- 1軟飯
- 2冷奴
- 3粒入りコーンポタージュスープ
- 4長芋のとろろ
- 5牛乳
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✓ これが正解4長芋のとろろ
解説
長芋のとろろは、嚥下調整食2─2に適した食品です。
日本摂食嚥下リハビリテーション学会の嚥下調整食分類2021は、嚥下障害のある人の食事を、形態に応じてコード0から4までに分けて示しています。コード2は、ピューレやペースト、ミキサー食など、スプーンですくって食べられ、口の中で簡単にまとめられて、送り込みやすい食品です。そのうち2─1はなめらかで均質なもの、2─2はやわらかく、べたつかず、まとまりやすいが、やや不均質なものを指します。
すりおろした長芋のとろろは、かむ必要がほとんどなく、口の中でまとまりやすい形状なので、嚥下調整食2─2に適した食品として最も適当です。ほかの食品は、粒の形が残って咀嚼が必要、口の中でばらけやすい、さらさらの液体である、液体と固形物が混ざっている、のいずれかで、そのままでは2─2の形態に合わず、誤嚥のおそれもあります。
嚥下調整食の問題では、まとまりやすいか、ばらけないか、さらさらの液体ではないか、の3点で考えると見分けやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1軟飯:軟飯は米粒の形が残っており、口の中である程度かみつぶす必要があります。嚥下調整食分類2021では、軟飯や全粥は咀嚼の力がある程度ある人向けのコード4の例に挙げられており、2─2には合いません。
- 2冷奴:冷奴はやわらかい食品ですが、口の中で崩れるとばらばらになり、まとめて飲み込みにくくなります。形を保った固形のままでは、ペースト状の食品を対象とする2─2には適していません。
- 3粒入りコーンポタージュスープ:粒入りのコーンポタージュスープは、さらさらした液体の中に粒が混ざった形態です。液体と固形物が同時に口に入ると、飲み込むタイミングがずれて誤嚥しやすく、そのままでは適しません。
- 5牛乳:牛乳はさらさらした液体で、飲み込む前に喉へ流れ込みやすく、誤嚥の原因になります。嚥下障害のある患者には、とろみをつけて流れる速さを調整してから提供します。
出典:第40回 管理栄養士国家試験 午後(厚生労働省)問136(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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