令和3年度 秋期 午前Ⅱ 問5
ネットワーク
IoT に活用される機器間の情報のやり取りに用いられ,パブリッシュ/サブスクライブ(Publish/Subscribe)型のモデルを採用し,アプリケーション層のプロトコルヘッダが最小で 2 バイトである軽量プロトコルはどれか。
- アCoAP
- イHTTP
- ウMQTT
- エZigBee
答えと解説を見る
✓ これが正解ウMQTT
解説
パブリッシュ/サブスクライブ型の軽量プロトコルはMQTTです。
MQTTは、IoT機器どうしのやり取りに用いられる軽量なアプリケーション層のプロトコルです。送り手がトピックを付けたメッセージを仲介するサーバへ送り(パブリッシュ)、そのトピックを購読している受け手(サブスクライブ)へ配られる形をとります。固定ヘッダは最小で2バイトと小さく、通信量や処理能力の限られた機器に向いています。設問の手掛かりは、パブリッシュ/サブスクライブ型であることと、ヘッダが最小2バイトのアプリケーション層のプロトコルであることの二つです。通信モデルの型と、そのプロトコルがどの層の仕組みかを組にして覚えておくと見分けられます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アCoAP:CoAPもIoT向けの軽量なアプリケーション層のプロトコルですが、クライアントがリソースへ要求を送って応答を受け取る形が基本です。UDPの上で動き、固定ヘッダも4バイトなので、設問の条件とは合いません。
- イHTTP:HTTPは、クライアントの要求にサーバが応答するリクエスト/レスポンス型のプロトコルです。ヘッダは文字で書かれ、数バイトに収まるものではないので、軽量で最小2バイトという条件に当てはまりません。
- エZigBee:ZigBeeは、センサーなどの機器を低消費電力でつなぐ近距離の無線ネットワークの規格です。機器をつなぐ通信方式そのものであり、メッセージを仲介役経由で配るアプリケーション層のプロトコルを問う設問とは対象が違います。
この問題の用語
- プロトコル通信するときの、決まりごとや手順のまとまりのことをいいます。送る側と受ける側が同じものに従うことで、やり取りが成り立ちます。
- HTTPWebブラウザとWebサーバがページをやり取りするための決まりごと。ブラウザが要求を送り、サーバが応答を返す形で通信します。
出典:令和3年度 秋期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問5
同じ用語が出る問題
- 令和6年度 秋期 午前Ⅱ 問2:NVMeの特徴(プロトコル)
- 令和5年度 秋期 午前Ⅱ 問14:SAMLに関する問題(プロトコル)
- 令和5年度 秋期 午前Ⅱ 問13(プロトコル)
- 平成31年度 春期 午前Ⅱ 問19:SAMLに関する問題(プロトコル)
- 平成29年度 春期 午前Ⅱ 問19:TLSに関する記述(プロトコル)
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)