平成23年度 特別 午前 問26
コンピュータ構成要素
機械式接点に関する問題
機械式接点の押しボタンスイッチを1回押すことに対して,押してから数ミリ秒の間,複数回の ON,OFF が発生する現象はどれか。
- アサンプリング
- イシェアリング
- ウチャタリング
- エバッファリング
答えと解説を見る
✓ これが正解ウチャタリング
解説
接点が跳ね返り、短い間だけ断続する現象です。
機械式接点は、金属どうしが触れ合うことで回路をつなぎます。押した瞬間、接点はぴたりと止まるのではなく、ばねのようにわずかに跳ね返り、数ミリ秒のあいだ接触と離脱を細かく繰り返します。回路の側から見ると、1回しか押していないのに何度も合図が届いたように見えます。これがチャタリングで、押した回数を数える用途ではそのまま誤りにつながるため、変化が落ち着くまでの短い時間を無視する処理や、波形をならす回路で取り除きます。判定の軸は、その語が接点の跳ね返りという物理的な現象を指すのか、それとも信号やデータの扱い方を指すのかです。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アサンプリング:連続して変化する量を一定の間隔で取り出し、数値として扱えるようにする操作を指す語です。信号を取り込む側の手続きであって、押しボタンの接点そのものに起きる現象の名前ではありません。
- イシェアリング:一つの資源を複数の利用者や処理で分け合って使うことを指す語です。時間で区切って割り当てる方式などが当てはまり、スイッチの内部で起きる断続とは、そもそも扱っている対象が違います。
- エバッファリング:処理の速さが異なるもののあいだに一時的な置き場を設け、受け渡しを滑らかにする仕組みを指す語です。断続する信号を蓄えることはあっても、その断続を生み出す現象を指す言葉ではありません。
この問題の用語
- サンプリング全体から一部を抜き出して調べ、全体の傾向を推し量る方法です。全部を調べるより手間が少なく、品質管理や監査、統計調査で使われます。
出典:平成23年度 特別 基本情報技術者試験 午前 問26
同じ用語が出る問題
- 令和元年度 秋期 午前 問63:ビッグデータの特徴に沿った取扱い(サンプリング)
- 平成31年度 春期 午前 問25:サンプリングに関する問題(サンプリング)
- 平成28年度 春期 午前 問4:このときのサンプリング間隔(サンプリング)
- 平成25年度 春期 午前 問3:PCMに関する問題(サンプリング)
- 平成23年度 秋期 午前 問59(サンプリング)
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)